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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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高峻は寿雪を救い出すため、もっとも険しい道を選び、進んでいく。この秋、宮中は慶事に沸いた。同じ頃、先の騒動の影響で夜明宮は、ひっそりと静まり返っていた……。烏妃はひとりで在るもの。先代、烏妃の戒めが、寿雪の胸を刺す。だが寿雪は、抱えたものを守り通すため、突きつけられた烏妃としての切ない運命に対峙することを決めて——。激動の第五弾!(裏表紙より)

烏妃とは何かが判明し、寿雪が解放される方法もわかりつつある中、高峻は少しずつ寿雪を自由にする準備を始めていた。ひとりでいなければならないという烏妃だけれど、すでに寿雪には多くの大切なもの、守りたいもの、守ってくれるものがある。
第1巻の仄暗さ、冷たさ、寂しさが、5巻にもなるとだいぶ変わっていて、物語の色合いも薄明るくなっている印象。その分、神々を巡る物語はだいぶ血生臭くて重い。まさか最後に烏妃のゾンビに襲われるとは……。それを助けてくれたのが麗娘だっただけに、寿雪の慟哭が本当に胸にくる……。
そろそろ最後の戦いと、寿雪の行先を決めるターンかな。どうか幸せになれる選択をしてほしい。
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皇帝をもてなす使命を無事攻略したセシリア(求婚されたけど)。今度こそ悪役令嬢から解放されセシリアとして生きる。そう決意した矢先、新ヒロインが現れた! しかもカイゼルルートをご所望のよう。邪魔してはいけないと思うも胸は苦しくなり……て、この乙女、他の攻略者達にも手を出し始め!? 乙女の暴走で三度目の処刑危機!? セシリアの結末は?(裏表紙より)

処刑エンドまっしぐらな悪役令嬢に転生したものの、回避し続けていたら逆ハー状態になってしまったセシリア。ゲームは終わったはずなのに何故か新しい主人公、それも転生者がやってきて。
セシリアが完全愛されている状態で、マリーの暴挙に「待った!」をかける話。
マリーの頭が悪すぎて、読んでいて頭痛が……。ヒロインだからって傍若無人が許されるわけないだろうに。前世が完全にダメ人間だったことが明らかできつい。
今巻にて完結。巻末にその後の話あり。まさに完結、な3巻でした。
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人気講師の「コミュニケーション講座」を書籍化! 「コミュ力」(コミュニケーション力)がアップする方法をイラストと実例で紹介。心理学をベースにしたメソッドで誰とでも話が弾むように。仕事にも日常生活にも役立ちます。コミュ力が上がれば、人生が明るく開ける!(Amazonより)

人と話すのが苦手だなあ……という人に向けた、できるだけこうやってみたらいいですよ、こういうことをちょっと覚えて実践してみるのをおすすめしますよ、という内容の一冊。初めての場所、知らない人との会話など緊張してしまう人こそ、そういう場面に向かう前におさらいしておくと落ち着きそうだなあ、なんて思いながら読んでいました。実際は書いてある内容のような会話の流れにはならないとは思いますけれどね!
ただ、最後にあった著者の方と苦手だったという先輩とのやりとり。これ、どちらもめちゃくちゃ有能で頭がいいからこそ上手くいった例じゃん! っていうのが面白かったな。頭のいい人ほど同じレベルで向かってくる人には対等に接してくれるんだなあと思った。
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犯罪の加害者家族は失職や転居だけでなく、インターネットでの誹謗中傷、写真や個人情報の流出など、悲惨な現実をまのあたりにする。意外に知られていない実態を明らかにした衝撃の一冊。(Amazonより)

2010年の本なので、十年以上経ったいまはまた状況が変わっていそうな気もしますが、ネット上での個人情報晒しはひどくなっているし、加害者のみならず被害者や関係者もさらなる被害に遭うという状態だよな……と思うと暗い気持ちになってしまった。
これを読んでいると、加害者家族の対応に正しいものなんてないんだなあということ。ちょっと気になることがあれば一気に燃え上がることがわかって、恐ろしかった。こういうところでも日本は諸外国に比べて色々と後手に回っているのかもしれないな……。
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猟奇的な連続爆弾犯のアジトで発見された、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが……。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。
あらゆる感情が欠落した男。男の正体の解明に挑む精神科医と共に事件の核心にたどりついた刑事が見たものとは。
全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。(Amazonより)

映画作品を視聴済み。原作を読んでみると、かっこいいところをだけを抽出した映像作品だったんだという印象になりますね。
共犯者なのかわからない謎の男と連続爆弾犯に、警察と精神科医が挑む、という構図なのに犯人の緑川と謎の男の鈴木一郎がそれぞれのベクトルでわけがわからないせいでそう簡単に解決できないという。
そしてやっぱり、鈴木一郎というか入陶大威なる人外が世に放たれるプロローグ作品なんですね。夢について尋ねて去っていく最後が格好いいし、密かにやってきた理由が祖父の死とそのきっかけになった窃盗犯というのが、鈴木一郎の心中を色々と想像させてたまらなかった。
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穢歌の庭で巫女・ユミィに異篇卿・イグニドは語る――あの日、天結宮で起きた真実を。一方、シェルティスは決意を秘めていた――最深部で第七真音律を詠うことを。二人の想いが錯綜する重層世界ファンタジー、完結!(Amazonより)

世界が終わり、始まる物語の完結巻。
みんな、お疲れ様!!!!! と言いたくなるような大団円だったと思います。
ユミィとイグニドの戦い、やっぱりお互いを認め合うことが戦いを終わらせることになったな……。ユミィはこれまでの出来事でその強さを育てて、イグニドはそんなユミィと向き合うことで互いを認め合られたのかもしれない。
エリエとユトの関わりをちゃんと描いてくれるとは思わなかったので、嬉しい驚きでした。
やっぱり最後の最後で全員集合は熱い。別作品のラストバトルメンバーが集合という感じでもありましたね。
世界が統合された後、異篇卿の面々が異世界に行くっていうのが意外すぎて。別作品にいたりするのかな? ツァリ関係の人もいるようだったし、また世界が交差することがあるんだろうなあ。
最後に、塔の最上階で巫女と千年獅というあり方ではない、けれど二人が一番望んだ在り方でこれからどこへでも行ける、楽園という未来へ歩き出すシェルティスとユミィに心からの祝福を。
完結巻まで読み切った! お疲れ様でした。ありがとうございました!
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結界の鍵をイグニドに奪われた天結宮。皇姫サラを筆頭に、巫女、千年獅、シェルティス、ユミィらで編成された突入部隊が“穢歌の庭”へと突入する。一方、奪還作戦を阻止せんがために異篇卿も“穢歌の庭”に堕ち――(Amazonより)

最後の戦い前編という感じの完結巻直前巻。全員集合しつつあるアツさがあって、結末がどうなってしまうのかもうどきどきするー!
春蕾とレオンが本当によくってなー! あんなにおどおどしていた彼女が自身の弱さに歯を食いしばりながら戦ったところも、勝利した彼女に誰よりも早く駆けつけようとする思いで勝利したレオンも、最高の二人という感じで!
そしてまたゼアドールとマハが切なく……。でもゼアドールの性格からするに、いまはこうして敵対していてもそうする必要がなくなったら普通に一緒にいてくれるんじゃないかなー? なんて。
次はついに最終巻。ちびちび読んできましたがついに終わりかあ。世界はどうなってしまうのか、みんなの願いは届くのか、はらはらどきどきしながら見届けようと思います。
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幽幻種を退け、世界を浄化してきた氷結鏡界。しかし、それに限界が近づいていることをユミィたちは知る。突如、天結宮に出現した幽幻種を、千年獅・巫女たちが迎撃する中、ユミィがふたりいるとの情報が流れ――。(Amazonより)

物語の結末に向けて、関係者一同が勢ぞろいするための準備巻という感じ。
ユミィが犠牲になるか、シェルティスが犠牲になるか、それではない道を探るか。その選択のため、各々の目的や願いのために戦わねばならないんだろうなあ。でもハッピーエンドだって信じてるから!
ここまでくると『不完全神性機関イリス』を読んでおかないとだめだし、『黄昏色の詠使い』も踏まえておかないとわからない部分がある? のかな。少なくとも穢歌の庭で遭遇した不思議な子はその関係だよね? 黄昏色は途中までしか読めてないからふわっとしている……。
しかしイグニドは、完全にユミィの暗い面というか、自分自身のことが大嫌いで、シェルティスのことが大好きな顔でできた存在なんだなあ。イグニド自身はなんとなくユミィのことを否定している感じがするので、ちゃんと互いに受け入れ、受け止められたときに突破口が開ける、なんて夢見ていいかな?
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『セラの虚像』を退けたシェルティスだが、その身に宿した魔笛に引きずられ、穢歌の庭へ巫女ユミィとともに墜ちていく。一方、シェルティスを憂うモニカは自身を犠牲にしてでも成し遂げたい重大な決意を固め――。(Amazonより)

穢歌の庭へと墜ちてしまったシェルティスとユミィだが、それこそかつてこの世界を守り、再生しようと奮闘した人々の悲願のときでもあった。世界を救うための方法は二つ、彼女が犠牲になるか、彼が消滅するか……。
お互いを思いながら手を取ることすらできない二人が、ついに互いを引き裂く最悪の運命と真実に至ってしまった……と思った巻。きっとハッピーエンドだと信じているけれどどきどきするなあ!
穢歌の庭でのことではあるけれど、シェルティスとユミィが二人でたくさん話せるシーンがあってなんだかすごく嬉しかった。がんばれ二人ともがんばれ。
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氷結鏡界を突破した三体の幽幻種『セラの虚像』。天結宮の巫女ユミィは、計り知れない強さを誇る敵の討伐に向かうことを決意する。一方、シェルティスも敵対関係にあるはずの異篇卿と共に討伐に向かうことになり――(Amazonより)

三体の強力な幽幻種の襲来。拮抗する三つの勢力は密かな共闘によってこれを退けることを目指す。
異篇卿である空白の正体がわかるわけですが、どうしてそうなったの!? そして最後の最後にシェルティスとユミィが……。だんだんと物語の終わりに向けて進んでいる感があります。
ただこの作品、別作品の設定がありありと流用されているのがもぞもぞする……。意味深なことを言われてもそんなの知らないよー!
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Author:月子
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