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さよなら、星のむこうへ (ランダムハウス講談社文庫)
もうすぐクリスマス。少年トーマスは父親から突然、引っ越しを告げられた。任務を終え、遠い故郷の星へ帰らなければならない。優しいお隣のおばさんや友達ともお別れだ。ところが、いよいよ出発というときに思わぬ事故に巻きこまれ、父子は離れ離れになってしまった! はたして、トーマスは一人大好きな地球に残ることを選ぶのか? 父子の愛と、二人を取り巻く優しい人々との別れを描くちょっぴりほろ苦いファンタジイ(裏表紙より)

異星人の少年と、父親の物語でした。少年の選択、というのが丁寧に描かれているように感じました。もうちょっと異星人っぽいのかと思ったら、特にエイリアン的な出来事で周囲に影響を及ぼすことはなかったので、少々残念。
でも、ラストがとてもよかった。じわっときてしまった。ステラはきっと分かってるんだろうなあ……。確かではなくとも、そうであるかもしれない、と微笑んでいるようなのが感じ取れて。
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