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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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太陽の塔 (新潮文庫)
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった! クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。(裏表紙より)

京都の大学生のクリスマスまでの出来事を描く? ラストに全部持ってかれた気が。
「それ間違ってるんじゃ!?」という言動が飄々と行われるので楽しい。男の人がみんなこう考えているんだとすると、たのし、たの、た、…………鬱陶しそうだなあ(本音) 高薮さんがなんだかかわいいな、と思った。女の人に怯える男の人か……新しい萌えポイント?
クリスマスの事件はとても爽快だった。それまでが男ばっかりで妄想で鬱屈しているせいかな。みんなの一体感というか、それまでばらばらだったそれぞれの心のくらーい部分が、一気に爆発したような。それこそ、当時の流行みたいに。
なんだかくすりと笑えて、ちょっとほろっと来た話だった。
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