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人魚の姫―アンデルセン童話集 1 (新潮文庫)
一目見ただけで人間の王子に恋した人魚の姫は、王子とともに暮したいばかりに、美しい声と引換えに魔女から薬をもらったが……。あまりにも有名な表題作をはじめ、世界じゅうで今なお読みつがれるアンデルセン童話から、『すずの兵隊さん』『ナイチンゲール』『のろまのハンス』『イーダちゃんのお花』『モミの木』『雪だるま』『アヒルの庭で』『いいなずけ』など16編を収録。(裏表紙より)

「ナイチンゲール」のナイチンゲールがけなげでかわいい。
「人形つかい」からもなんとなく感じ取れる気がするのだけれど、やっぱり西洋の宗教観が盛り込まれているのだなあと。「人魚の姫」にそれは顕著だと。人魚姫の話は、再編集された簡単な幼児向けのものや、でずにーの物語のイメージが強すぎているので、この原本たるものを読んで、なるほどなあと思ったりした。特に、幼児向けのものでも人魚姫のラストではどうしても納得できていなかったので(多分でずにーの影響もあるだろうけれどそれ以前にも)、ちゃんとこうして、空気の娘たちの存在や、神様のお許し、といった要素が描かれていると、物語にきちんと納得ができた。読んでよかった。
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