読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「MAMA」紅玉いづき

誉れ高き魔術師一族サルバドールに生まれながら〈サルバドールの落ちこぼれ〉である少女トトは、神殿に封じられた魔物に出会う。その魔物は数百年前に封じられた〈人喰いの魔物〉。求める声に答えたトトは、その時から魔物と二人で生きようとする。強くなろうと。「あなただけだ」と囁いて。
あらすじの『儚くも愛しい歪んだ愛の物語』の、『愛しい』は『かなしい』と読むのじゃなかろうか。
「MAMA」はちょっと少女小説チック。読み終わった後、ゴシックという言葉が思い浮かんだ。「AND」はライトノベルだなという感じ。
二人きりだった、二人しかいなかったのだ、と思い込んでいたトトが悲しくて愛おしい。そしてホーイチはその疑いすら抱かないほどトトしかいなかった。ない耳のように歪で、でもそれだけに二人が愛おしいと思った。名前が縛めである魔物のホーイチにとって、「この名をひとつ。そしてこれからの未来を全て」「キミに、あげる」という言葉は、とても大きな願いだったはず。
聖騎士はやっぱりあの人だよなとによによ。
書き下ろしの「AND」、ミレイニアに全部持ってかれた気がした。美少女! 暗い過去! 強さ!

誉れ高き魔術師一族サルバドールに生まれながら〈サルバドールの落ちこぼれ〉である少女トトは、神殿に封じられた魔物に出会う。その魔物は数百年前に封じられた〈人喰いの魔物〉。求める声に答えたトトは、その時から魔物と二人で生きようとする。強くなろうと。「あなただけだ」と囁いて。
あらすじの『儚くも愛しい歪んだ愛の物語』の、『愛しい』は『かなしい』と読むのじゃなかろうか。
「MAMA」はちょっと少女小説チック。読み終わった後、ゴシックという言葉が思い浮かんだ。「AND」はライトノベルだなという感じ。
二人きりだった、二人しかいなかったのだ、と思い込んでいたトトが悲しくて愛おしい。そしてホーイチはその疑いすら抱かないほどトトしかいなかった。ない耳のように歪で、でもそれだけに二人が愛おしいと思った。名前が縛めである魔物のホーイチにとって、「この名をひとつ。そしてこれからの未来を全て」「キミに、あげる」という言葉は、とても大きな願いだったはず。
聖騎士はやっぱりあの人だよなとによによ。
書き下ろしの「AND」、ミレイニアに全部持ってかれた気がした。美少女! 暗い過去! 強さ!
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シュバルツ・ヘルツ
嘉手納奏は心臓移植の為にドイツを訪れていたが、気付いた時にはそれまでの記憶を失い、湖畔で倒れていた。彼を助けたのはウルテアという女性だが、夢のような戦いの果てに別れてしまう。再び奏を保護したのはアイザックという男。記憶を取り戻し日本に戻った奏のあとを追って、奏の家に居候する事になった。そして謎の転校生が現れ、奏の周りで不穏な事が起こり始める。
まだ導入という感じで、特に面白いとかまだ言えないです。でもさくさく読めるなと。
単語から「北欧神話?」と思ったけれど、どうやら色々と入り交じっているようで、オーパーツと聞くと「九龍?」とそれしか知らないので単純に思ってしまうんですが、先のバトルが楽しそうだなと気になります。
奏のフィギュアオタクという設定はこの後ちゃんと書かれるんだろうか。突っ走ってほしいと思ってしまう(笑)
ただ、もっとおにゃのこ成分をくれー、と思いました。
アンケートからのオススメでした。ありがとうございました!
坂口安吾「桜の森の満開の下」
橋本治「ちゃんと話すための敬語の本」
乙一「銃とチョコレート」
恩田陸「小説以外」
田中芳樹「創竜伝」4
西加奈子「ミッキーかしまし」
アン・ビショップ「紅玉の戦士」「翠玉の魔女」「灰色の女王」
桑原水菜「シュバルツ・ヘルツ」
今年から今月の面白かった本を書く事にする。
坂口安吾「桜の森の満開の下」
とにかく「夜長姫と耳男」に衝撃。「いま私を殺したように立派な仕事をして……」と言う姫が恐ろしすぎる。神殺しという言葉が過ぎった。
アン・ビショップ「紅玉の戦士」「翠玉の魔女」「灰色の女王」インヴィジブル・リングシリーズ
設定にぶっ飛んだ後、最終巻に悶えた。なんちゅう恥ずかしい二人! ラストの、デイモン・サディが待ち続ける人の話に悶え転げる。
橋本治「ちゃんと話すための敬語の本」
乙一「銃とチョコレート」
恩田陸「小説以外」
田中芳樹「創竜伝」4
西加奈子「ミッキーかしまし」
アン・ビショップ「紅玉の戦士」「翠玉の魔女」「灰色の女王」
桑原水菜「シュバルツ・ヘルツ」
今年から今月の面白かった本を書く事にする。
坂口安吾「桜の森の満開の下」
とにかく「夜長姫と耳男」に衝撃。「いま私を殺したように立派な仕事をして……」と言う姫が恐ろしすぎる。神殺しという言葉が過ぎった。
アン・ビショップ「紅玉の戦士」「翠玉の魔女」「灰色の女王」インヴィジブル・リングシリーズ
設定にぶっ飛んだ後、最終巻に悶えた。なんちゅう恥ずかしい二人! ラストの、デイモン・サディが待ち続ける人の話に悶え転げる。

ドラゴン・ブラザーズの超人的能力を目の当たりにした闇の世界の支配者は、ついに長兄・始の謀殺指令を下す。火と化した続、風を呼んだ終、水を奔らせた余に続いて、長兄・始がドラゴンに変身するときが迫る。世界を牛耳るフォー・シスターズさえもひれ伏す悪の帝王の陰謀は今、人類の最終戦争を誘発する。(裏表紙より)
前世ともいうべき竜王たちのシーンから始まる。前世でも変わらない関係が爽やかで好きだ。
この巻でどうやら天の意志らしき意識体が登場する。でも何か言われても竜堂兄弟ははね除けてしまいそうだ。
田中芳樹は風刺ともいうようなちょっときわどいことも書いている気がするんだが、またそれが分かりやすくて面白い。古い小説にありがちな、登場人物が読者に向かって語りかけるシーンがあったりして、ああ、と生暖かい気持ちになる。
話は特に進まず、始の変身と水地たちとの出会いが目的と思われる。ラストで舞台がアメリカに移り、この小説はどこまでいくかとちょっと不安になりつつも面白く読んでいる。

混血の少年リンツの国では事件が起こっていた。怪盗ゴディバが富豪たちの宝物を盗むという事件である。ゴディバを追う探偵ロイズは少年少女のヒーローだった。ある日父が買ってくれた古びた聖書から風車小屋のマークが描かれた地図を発見したリンツは、これはゴディバの隠れ家の地図ではないかと推測し、ロイズに手紙を書いて。
子どものためのミステリーランド、という複数の作家によるシリーズものなので、王道を行きつつ綺麗に終わるのかと思ったら、そうでもなかった。さすが乙一といった感じ。
怪盗の正体は父さんかなと思ったんだが死んでしまったし、もしかして隣人か、とも思ったら両方だったなんてすごいトリック。ロイズが悪者というのもすごい。人死にが出るのもびっくりした。最初のロイズに会うまでは児童文学っぽく、ドゥバイヨルと共闘するのは青春小説! という感じがしてわくわくした。ロイズが人質にしたリンツ母にキスするシーンはマフィア映画みたいだし、ラスト、両親と子のシーンは厳かになった。くるりくるりと回って色んなチョコレートを味見したみたい。良かった!
神林長平「ライトジーンの遺産」下
高里椎奈「フェンネル大陸偽王伝」闇と光の双翼・風牙天明・雲の花嫁・終焉の詩
森博嗣「地球儀のスライス」
樹川さとみ「グランドマスター! 呪われた女騎士?」
「それでもあなたに恋をする」「女ぎらいの修練士」「最後の封印」
「箱のなかの海」
畠中恵「おまけのこ」
2007年に読んだ小説本は159冊。どうも分厚い本を読み終わる月はたくさん読むという傾向にあるような気がする。10月からどんな本も感想文を書くようにしたので、また溜まっていくと思う。
高里椎奈「フェンネル大陸偽王伝」闇と光の双翼・風牙天明・雲の花嫁・終焉の詩
森博嗣「地球儀のスライス」
樹川さとみ「グランドマスター! 呪われた女騎士?」
「それでもあなたに恋をする」「女ぎらいの修練士」「最後の封印」
「箱のなかの海」
畠中恵「おまけのこ」
2007年に読んだ小説本は159冊。どうも分厚い本を読み終わる月はたくさん読むという傾向にあるような気がする。10月からどんな本も感想文を書くようにしたので、また溜まっていくと思う。

独身で建築家の、ちょっと風変わりなぼくのおじ——カズおじさんが、ある日、黒くて不格好なラジオをくれた。大きなダイヤルと立派なアンテナがついた年代物のやつだ。すっかり夢中になってダイヤルをいじっていると……不思議な物語が聞こえはじめたんだ。妖怪ラジオから流れる珠玉の連作メルヘン・ファンタジー。『理想宮——K氏の一日——』を新たに加え、貴方の琴線(アンテナ)に夢を送信する。(カバー折り返しより)
樹川さとみ作品で現代物って珍しい感じがした。97年の作品らしい。やっぱりファンタジーとか、習慣などを書かせるとこの人は活き活きとするなあと思う。だから一話ごとに挟まるファンタジーはすごく面白かった。
「もしもあの花がすべて鈴だったら」が一番好きだ。願いを叶えました、そしてその後は? という、あとがきにも書いてある疑問を実践するのはすごく好感が持てる。

一人が寂しくて泣きますか? あの人に、あなたの素顔を見せられますか? 心優しき若だんなと妖たちが思案を巡らす、ちょっと訳ありの難事件。「しゃばけ」シリーズ第4弾は、ますます味わい深く登場です。鼻つまみ者の哀しみが胸に迫る「こわい」、滑稽なまでの厚化粧をやめられない微妙な娘心を描く「畳紙」、鳴家の冒険が愛らしい表題作など全5編。じっくりしみじみ、お楽しみ下さい!(裏表紙より)
しゃばけシリーズの第四巻。短編集。
「こわい」の悲しさよりも若だんなと栄吉の男伊達の話の方がときめいた。はっきりと言える栄吉も、誰かの為にと考えられる若だんなも素敵である。
「動く影」では子供がきゃいきゃいしているのが可愛かった。
一番好きなのは「ありんすこく」かな。まだ全然疎い若旦那。そういえばあんまり人とも接しないんだよな。でも心の動きが読める若旦那は男伊達があるよ! と思った。
若旦那がもし様々な事に接するようになったら、どうしてこんなに一生懸命なんだろうと考えたりするんだろうか。恋模様とかあったらいいなと思う。そうすればときめき成分が大量だ。

