忍者ブログ
読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
[506]  [505]  [504]  [503]  [502]  [501]  [500]  [499]  [498]  [497]  [496
ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
 魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
 額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。
 願いはたった、一つだけ。
「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
 死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
 全ての始まりは、美しい月夜だった。
 ——それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。
 第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作、登場。(カバー折り返しより)

何度目かの再読。いつ読んでも、幸せで、なのに切なくて、胸がいっぱいになる。
登場人物のみんな愛おしいこと。豊かな表情をしているのが浮かびます。文章は平易で簡単なのに、それがいっそう物語の優しさを引き立てている気がします。素晴らしいお伽話だなあと、何度読んでも思います。
合わせて、何度も本を開いてしまう理由はあとがきにもあります。あとがきの、静かに語る文章。物語の力を信じている者にとっては、何度も開いてしまうのでした。
オススメされた本でもありました。

これを読んだ直後くらいに。
同世界の続編が、11月に刊行されることが、紅玉さんの個人サイトで発表されました。(ttp://red.s137.xrea.com/dk/dk.html)恋物語とのことなので、すごく楽しみです!
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Profile
Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
Search
Calender
10 2024/11 12
S M T W T F S
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Archive
Shopping
Analyzer
Counter
忍者ブログ [PR]