
明治時代に廃止されるまで、陰陽師は科学者であり呪術者だった。
人の心に寄り添ってきた彼らの歴史は、同時に日本の歴史でもあるのだ。
もしかすると今の世にこそ 陰陽師が必要なのかもしれない――(カバーより)
陰陽師とはなんぞや、の入門書。陰陽師の仕事、安倍晴明とは、陰陽道とその歴史と縁深い人々、現代にも残る知識や習慣のことなど。
陰陽師を通じて彼らが活躍した時代の風俗のことや、今日の陰陽師を形作ることになった人物と歴史の話が多いかなという印象。細かい注釈が散らばっていますがイラストも多いので、二十八宿図や十干十二支の表などがあるのは見やすくていいな。
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