読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

大河の水面に煌めく蒼の宮城。その後宮で皇太弟・文青の密偵を務める宮女・水鏡は、姉の死の真相を追っている。
ある日、皇帝が寵愛する貴妃の懐妊の噂が舞い込む。だが対立する皇太后はその妊娠を認めなかった。さらに「懐胎は偽りなり」という扇動で宮中は大きく揺らいでいく。
王家にうごめく闇に迫る中、互いの距離を近づけていく文青と水鏡。しかし全ての黒幕の目論見が明らかになった時、二人は再び分かたれて――。
水に浮かぶ後宮の美しきミステリー第二弾。(Amazonより)
後宮の人々のために舟を出す司舟司の水鏡。後宮入りした姉の死の真相を突き止めるべく自らも宮女になった水鏡は、一連の事件の黒幕に迫りつつある。その結末を描く第2巻。
いわゆるダウナー系で、根回しが上手く、大事なことを黙って動くことも多い水鏡と、幼馴染で思い合っている文青。この二人の恋模様にも暗雲が立ち込めて、ぎえーっとなりました。こういうところがあるから中華後宮ものは怖いんだよ……。
最終的にちゃんと落ち着くべきところに落ち着いてくれてほっとしました。ラストに向けて怒涛の推理と大捕物、面白かった。
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