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舞姫恋風伝―廃城の反乱 (ルルル文庫)
かつて貧しい村から売られてきて、貴族のお嬢様たちにこき使われる妓女だった愛鈴は、様々な困難を乗り越え、猿国第三代目の新帝・慧俊の后となった。政務に励む慧俊を支え、后としての役割を頑張る一方、慧俊に甘く愛される幸せな日々を送っていた。そんなある日、宮廷から愛鈴が消えた。新たなる陰謀か…!? そして慧俊は、愛鈴のために、国のために立ち上がる! 大人気のドラマチックなスィートロマン!!(裏表紙より)

これが続くのか! という前巻より続いて第二巻。冒頭から甘くて溶けそうです。
愛鈴の意外な出生にぎょっとなったのですが、それすら夫婦の愛の言葉に変わってもうほんとうにごちそうさまでした。恥ずかしくてどうしようかと。
今回、愛鈴の弟が尋ねてくるのですが、あまりの能天気ぶりにちょっと怒りを覚えたりもしました。今回の事件は突き詰めれば非常に心苦しいもので、正史に残るんだろうなあと思うと、なんかこうもやもやっと。
再登場した昇貴と、新登場の蓮珠がとてもいい感じで、この辺り、ほんわかしました。素直になれない(温夫妻とはまた違った意味で)二人で、ちょっと薄暗い思いの寄せ方でもあるのですが、それだけに結び付きが強固になればきっと幸せになれるんだろうなと思います。
あと月真さんのビジュアルが好みです。こういう幸薄そうな顔好きだー。
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