読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
札幌の百貨店で働く行島征人へ妹の木実から近く結婚するという手紙が届いた。両親が互いに殺し合った過去を持つ征人と木実は、家族を持つことを恐れていたにもかかわらず。結婚を素直に喜ぶ征人。だが結婚直前、妹と婚約者が失踪する。征人は二人を捜すため決して戻らなかった故郷に向かう……。家族の絆を鮮烈に描く傑作青春ロードノベル。(裏表紙より)
現代物とかファンタジーものを書かれているから、てっきりそうだと思ったら、結構探偵ものっぽい? 人探しもの。
みんながみんな良い人で、ものすごく超人な人がいたりもするけれど、描かれる根本にあるのは人の絆の強さだなあと、いつも思う。
失踪した妹と婚約者の謎を負う兄。色々なことが「あったこと」と説明されていくところがあるので、もうちょっとじっくり読みたいよー! と叫びながら、登場する人たちの温かさが染みる。ものすごく危ないことが起こるんじゃないかとはらはらもするのに、絶対大丈夫な気がすると読みながら思った。
PR
この記事にコメントする