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黄昏の百合の骨 (講談社文庫 お 83-5)
大量の百合が花開く白百合荘は祖母の家。だがその祖母が転落死、遺言は理瀬に半年以上この館に住むこと。しかしその家は「魔女の家」と呼ばれており、叔母が二人住んでいた。不吉な事件が起こる中、館の秘密と彼女の闇が浮彫になっていく。

麦海に続く二作目。
これはなんと略すのだろう。植物に関連するタイトルを付けているみたいなのでこの前百合と書いたけれど。
これもまたずっと暗闇の気配を感じる作品で、これは黒のイメージがある。黄昏は少し雲が覆いどんよりとした感じの色。
ミステリーじみた非日常という感じで、底の方にずっと恐いものが潜んでいる感じがある。だからやっぱりじんわり怖いんだな。
理瀬が頭の回る子で怖くなってくる。でも雅雪との会話は普通の女の子らしくて良いなという感じ。あの時思い浮かべたのはやっぱり黎二だろうか。
これ再読してびっくりした。理瀬とヨハンって、えー!? みたいな。それから次回に向けての伏線、それも極太の伏線がどーんと。
三部は現在連載中。一年後ぐらいには単行本になるかな。

アンケートからオススメでした! 恩田陸だいすきなんですよ、私!
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