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横柄巫女と宰相陛下 ノト、王宮へ行く! (ルルル文庫)
聖地の地下神殿での試練を乗り越え、宰相だったカノンは王に、巫女〈見習〉だったノトは王巫女となった。シリウス王国に戻った二人は華やかな儀式や舞踏会で迎えられるが、カノンが王となったことに不満を持つ大貴族もいて……。一方ノトは立派な王巫女になろうと頑張るが、相変わらずの不器用ぶりから横柄だと誤解されいじめられてしまう。そんな中、王を狙う陰謀にノトが巻き込まれ……!! カノン、ノトを守れるか!?(裏表紙より)

シリウス王国の王宮に入り、〈聖剣の巫女〉としてカノンの側に立つことになったノト。けれどやっぱり言葉が足りず、周囲から横柄巫女と呼ばれることに。
理解してくれるカノンやその周りの人はたいへんいい人でほっとします。少しずつ理解を示してくれるようになった神殿女官たちや、特にリリィ様がいい味だしてきてますね! これからもどんどん状況を引っ掻き回して、彼女自身も成長してほしいです。
先代、先々代の巫女たちの「王を愛した巫女」の結末にどきりとする。そうか、聖職者だから王と結ばれるわけにはいかないんだな……。ノトとカノンはどういう選択をするんだろう。
そしてこの巻、いい終わり方だったなあ! 感動してぞくっとした。
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