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スロウハイツの神様


チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ――衝撃の事件から十年。「コーキの天使」によって復活を遂げたチヨダ・コーキ。彼と共に一つの家に集まったクリエイターたちは、穏やかに暮らしながら緩やかに変化していく。『スロウハイツ』二〇二号室。そこには、わたしたちの神様が住んでいる。

良かった。ミステリー色が薄かったのがちょっと残念だったんだけれど、すごく綺麗。
そう大きな出来事が起こるわけでもないからか、今回は人物考察がよく挟まるので読んでいて邪魔だなあと思ったりする事が今回時々あったんだけれど、辻村作品はその考察というか描写が面白いと思う。何だか容赦ないという感じがする。
環の言葉が色々と痛いな。びしびし言うから読んでいるのが辛い辛い。という事は自分には確固たるものがないわけで、結構落ち込んだ。
それぞれに影響しあいながら、誰かに影響を与える作品を作る人たちって良いなあ。
公輝の祈りが、祈りよりももっと強い心が、すごくすごく胸に響いて、辻村さんもこういう風に考えながら書いているのかなと思ったりした。
ところで芦沢光ってもしかしてあの作品の? だとしたら嬉しいな。
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