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峻嶺の花嫁 花音祈求 (講談社X文庫―ホワイトハート もB-)
 巫女見習いの林邑華は祭りの日に一人の男性に釘付けになる。相手の男性の名は趙熾嶺、彼もまたその日に邑華に心を奪われてしまう。
 巫女選定の試験が迫り、熾嶺は邑華が巫女になると結婚できないと、強引に求婚してさらってしまった。邑華は驚くが、共に生きることを決意する————。
 だが二人の結婚には、生きては帰れぬ過酷な神前裁判という試練がたちはだかる。二人の恋の運命は!?(裏表紙より)

一生懸命恋をして進んでいく若者たちのお話でした。ほっとする終わり方でよかった。
おしとやかだけど、元気でしたたかで、実は一番怖い邑華がかわいくて! ただ者じゃないところが好きです。特技の知識はあまり使われませんでしたが、非常に賢い様子や、伏線的に説明されたあれこれで最後に活躍したところは、とっても楽しかった!
熾嶺はまだまだ若いなあ青いなあと、にやにや。月日が短いので、きっと邑華の色々な一面に振り回されていくのでは、と考えると、にやにやがごろごろに変わってしまう。しかもその振り回されるところが、絶対嫌じゃないんだろうな!
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