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子どもの対象喪失―その悲しみの世界
1990年の本。
内的外的問わず、愛着や依存する対象を何らかの理由で失うことを「対象喪失」という。子ども大人問わず起こることで、人間が生きることにおいて、大小問わず必ず起こっていることである。
という愛着と依存対象の喪失について、事例を提示しつつ書いています。「対象喪失の心的世界」「対象喪失による病理現象」の二部構成です。中では、童謡や、児童文学などの文学作品の対象喪失について論じているところもあり、読み物として面白く、非常に興味深い分野だった。
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