読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
年老いた発明家によって生み出された人造人間エドワードは、発明家が亡くなったことにより、両手が長大な鋏のまま取り残されてしまった。だが化粧品のセールスに訪れたペグが彼を憐れみ、家に連れ帰ったことで、エドワードは外の世界に触れることになり……。
人と異形の交流。幼少期に見たきりだったんですが、改めて、すごくしっかりしたお話だな……と思いました。いま描くと結末など色々と変わるところもあるんだろうけれど、当時の空気感でこういう作品を作ったなら間違いなく傑作だと思います。
加熱し暴走する周囲や、彼を利用する人々。親愛を寄せてくれる人たち。そういう配置がすごく美しい。おとぎ話めいた雰囲気と現代のお話であるという絶妙な混ざり具合が好きすぎる。ここぞというシーンの美しさや描き方がすごくいい。
いいものを見た。
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