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「進むべき道を選べ——ノヴィア」
ジークは、淡々と言い放った。
波の音が、空の青さが、迷うノヴィアへと静かに語りかける。
お前はどこへ向かうんだ——?
彼女はある決断をする。
ジークと別れて旅を続けることを。そして、レオニスに会うために、聖地へと向かうことを——。
ある激突へ向けて、闇の中、静かに動き出すドラクロワ、それに対抗すべく血に染まりながら前に進むジーク。戦う魂たちが、ひとつの戦場に集う!
伝説の円環がいまここに閉じられる。大人気ファンタジー書き下ろし長編!(カバー折り返しより)
最終巻ではありますが、ここから無印に繋いでエンドマークとなります。
冒頭のほのぼの(「すまん。つい」)ににやにやしている暇はなく、物語は環の閉じるための階段を駆け上っていく。民衆の狂気が、今までの敵の中で一番痛かった。だからか、毅然と立ち向かっていくジークも、ノヴィアも、レオニスも、トールも、たくさんの人々がとても素晴らしく格好良かった。
萌えポイントとしては、ノヴィアとレオニスがそれぞれの立場からそれに相応しい言葉遣いで、意志を告げるシーンだと思う。それからジークの到着! 「ただ一人の——軍団(レギオン)……」の盛り上がり方は異常だ。
とても楽しかった。いい戦いの物語だった!
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