読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

20世紀末。ヘルシング卿インテグラが率いる「ヘルシング機関」に、吸血鬼でありながら吸血鬼を狩るアーカードと、彼によって吸血鬼にされた府警セラスがいた。ヘルシング機関と敵対する、ヴァチカン及びその直属「イスカリオテ機関」や、ナチス残党による組織「ミレニアム」との戦いの先にあるものとは。
2006年のOVA版。原作にほぼ忠実。なので後半は怒涛の戦闘シーン。ぐちゃぐちゃです。
だからちょっと甘くて切ないシーンがあると、きゅん……とするんですよね。インテグラ、好きだわー。女傑の行く末が見届けられて大変満足。
原作絵に似せてあるので画面がとても派手でごっつくていい。これ、大画面で見たらめっちゃ楽しいだろうなあ。あと声優さんが豪華なので大変耳が幸せでした。
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いま、「子どもを守る仕事」、すなわち児童福祉の仕事が見なおされています。社会がゆがみ、その悪影響が未来ある子どもに及んでいるからです。本書では、保育士、教員、児童養護施設職員、児童相談所職員、里親など、子どものいのちと生活を守る職業の魅力と意義、働き方を考えます。(裏表紙より)
児童福祉について、対談形式で考える本。日本の児童福祉の歴史、現在の状況、児童福祉に求められる力、考え方について。
前線にいる人たちの問題提起は、重いなあ。実際の支援が行き届いていない、あるいは見当違いの方向に進んでいると感じる。そして子どもを支援する状況の根っこには、貧困問題がある。このコロナ化の状況でそれがますます加速するのを思うと暗澹たる気持ちになる……。

キングジムは、アッと驚くような独創的な商品開発に挑戦し続けています。その傍らでひっそりと開設したのが、私が担当するキングジムの公式ツイッター公式アカウント(@kingjim)です。本書は、不器用ながらも、ありったけの勇気を振り絞って続けてきたツイッター運営の10年の軌跡をお伝えします。(カバー折り返しより)
企業アカウントで好感度が高いのは、というと恐らくキングジムも上がってくるのだと思うのですが、その中の人が、どのようなきっかけでアカウントを始め、ツイートを工夫してきたか。また企業にどのような形で還元できたのか、という話をまとめたもの。
すごく面白くて、広報の仕事に対する中の人の意識の高さが眩しくて、勉強になりました。何故あんなに見ていて楽しいのか、面白いなあと感じるのか、というわけが理解できて、内輪だけで楽しまないとか地道にかつ楽しんでツイートするなど、心がけて実践していこうと思いました。

ぼくたちは、故人さまが「どう生きてきたのか」を知る仕事。そして、遺されたひとたちの「どう生きていくのか」を支える仕事なのです。(カバー折り返しより)
納棺師当事者が仕事について語る本。父親が映画「おくりびと」の技術指導をした納棺師で、幼い頃からその仕事を見てきた木村さん。納棺師になるのは自然なことだったけれど、少しずつ納棺の仕事に疑問を持ち始め、故人様とご家族に向き合う会社を設立する。
テレビ番組で特集されたんですね。文中に出てきた納棺師の学校のこと、すごく気になるなあ。
納棺師という仕事なだけに生死を強く意識する日常で、この人は自分がどう生きたいのかをちゃんと考えて実行している人なんだなあ、と思いました。そんな風に考えて生きられる人がどれだけいるんだろう。私も、こうなりたい、こう生きたいという思いを成し遂げられる人生を送りたい。

かつて神童と呼ばれた天才ピアノ少年の有馬公生は、母の死をきっかけにピアノの音が聞こえなくなり、その世界から遠ざかっていた。中学生になった公生は、親友の澤部椿に、同じく親友の渡亮太を交えて宮園かをりを紹介される。破天荒な言動とヴァイオリンを弾くかをりに惹かれていく公生だが、紹介された当初からかをりは渡のことが好きなのだと聞いていて……。
才能を持ちながらすべてを失っていた少年と、鮮やかに世界を彩る少女の、出会いと別れの物語。
かをりの言動やキャラクターがすごくいいんですけれど、それだけに中盤以降の展開とラストはなんだかやるせなかったなあ。
音楽ものというよりかは青春ものとしてのお話になっていて、一番目立っていたのは椿なんじゃないかと思いました。彼女の葛藤は、多分たくさんの人が共感するところだと思うんですよね。最後のかをりの手紙の内容を知ると余計にそう思う。というか、宮園さん、あなた結構したたかね……笑
ここぞという画面と色彩が素晴らしく綺麗で、最後のピアノコンクールは美しすぎて泣けました。

小説家を目指すも挫折し、母校の小学校で臨時教員として働くクリント。しかし生徒たちには舐められ、教師たちは個性豊かで、なかなか馴染めないでいる。ある日給食の時間にチキンナゲット食べた女子生徒がゾンビ化、学校は大パニックに陥る。果たしてクリントたちは生き残ることができるのか。
ゾンビもののバカ映画(褒めています)。人間としてだめなやつらが8割というメンバーで生き残りをかけて脱出する。もう言動がひどい(褒めています)。パロディな台詞がやばい(褒めています)。血と内臓と欠損でぐっちゃぐちゃの画面に、全員自分勝手でサイコパスな登場人物が色々とやらかしてくれるので、気持ち悪いと言いながら笑ってしまう。理科教師、やばかったですね。何度「うげ……」と思ったか。
ストーリーの見せ場はコメディ全開で、特に終盤の子どもの遊具施設のシーン、イルミネーションの関係もあってめちゃくちゃ見せ場っぽくて楽しかった。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。采岐島には「神隠しの入り江」と呼ばれる場所があり、夏の初め、和希は神隠しの入り江で少女が倒れているのを発見する。病院で意識をとり戻した少女の名は七緒、16歳。そして、身元不明。入り江で七緒がつぶやいた「1974年」という言葉は? 感動のボーイ・ミーツ・ガール!
忘れない、未来よりも遠い場所にいる君を。(裏表紙より)
進学率が高い島の高校は外部性が多く、和希もその一人だ。かつての校長によって島を盛り上げるプロジェクトが成功し、テレビ番組で特集もされた。それを見て入学した者もいる。そんな島で、不思議な少女を助けた和希。この島の秘密とは?
閉ざされたような、けれど不思議と伸びやかで自由な島、寮生活、秘密の過去、そしてマレビトの存在。とってもとっても青春ぽいです。後半から、和希の過去にまつわる話と、それを広めようとした犯人という緊迫した話になるんですが、このちょっとピリッとした展開がまた面白くて。そうだったらいいなーと思っていたオチの読後感も含めて、とても爽やかで、青春の影も感じられて、楽しかったです。


