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チャイルド・プレイ HDリマスター版 [DVD]
玩具店に逃げ込んだ殺人犯チャールズ・リー・レイは、刑事に撃たれて死ぬ直前、倒れてきた人形に向かって呪文を唱えて、そこに魂を移した。生身の身体を得るために暗躍する猟奇人形として暗躍するチャッキー。狙いはこの人形を持っている少年アンディの肉体だった。
まだ残っている幼心が嫌だと言うのでパッケージを貼る勇気がなかった。
80年代90年代のホラーってなんか好きだな、とここ最近思う。
子どもの頃、パッケージを見て以来めちゃくちゃ怖くて凝視できなかったチャッキー人形だったんですが、最近普通に見られるようになってきたので今回初視聴。動いているのを見ると、写真一枚で見るよりあんまり怖くないな。でもやっぱり胸の奥がざわつくのは、こびりついた恐怖感かな……。でもチャッキーの悪そうな顔はなんか表情豊かでいいなと思いました。これが大人になるっていうこと(多分違う)
ありえない展開と設定が続くけれど、それがまた面白い。いかにリアルに見せるかっていう撮影もほうほうと興味深く見ました。演技でリアルさが決まるわけだから、役者さんはすごいなあ。
玩具店に逃げ込んだ殺人犯チャールズ・リー・レイは、刑事に撃たれて死ぬ直前、倒れてきた人形に向かって呪文を唱えて、そこに魂を移した。生身の身体を得るために暗躍する猟奇人形として暗躍するチャッキー。狙いはこの人形を持っている少年アンディの肉体だった。
まだ残っている幼心が嫌だと言うのでパッケージを貼る勇気がなかった。
80年代90年代のホラーってなんか好きだな、とここ最近思う。
子どもの頃、パッケージを見て以来めちゃくちゃ怖くて凝視できなかったチャッキー人形だったんですが、最近普通に見られるようになってきたので今回初視聴。動いているのを見ると、写真一枚で見るよりあんまり怖くないな。でもやっぱり胸の奥がざわつくのは、こびりついた恐怖感かな……。でもチャッキーの悪そうな顔はなんか表情豊かでいいなと思いました。これが大人になるっていうこと(多分違う)
ありえない展開と設定が続くけれど、それがまた面白い。いかにリアルに見せるかっていう撮影もほうほうと興味深く見ました。演技でリアルさが決まるわけだから、役者さんはすごいなあ。
江戸時代後期。縁切寺・東慶寺は、寺で二年の修行を行った女たちを離縁させることができる場所だった。お上のやり方を批判したことで江戸に居づらくなってしまった医者見習いの信次郎。御用宿に身を寄せた彼は、離婚を望む女たちと関わることになって……。
台詞回しや演技が舞台を見ているように生き生きしていてめちゃくちゃかっこいい。
後期としながらも江戸時代の空気が感じられる人物や風景の描写、でも親しみやすい演技もあって、いい邦画だったなあ。人間の描き方がとても生き生きしていて、それぞれの物語があってすごく面白かった。やっぱりお吟が、凄まじく粋であだでかっこよかった。男性がとても傍若無人で尊大な存在に感じられる一方で、進次郎のちょっと軟弱で人情味溢れたところが癒しだった。ラストはいい余韻だった。
大亜細亜連邦共和国。戦争に勝利したものの内紛が続くこの国で、東博士の息子・鉄也は、父が研究していた新造細胞によって蘇った。異常に発達する肉体を守るためにボディスーツを着用し、新造人間として、大事なものを守るために戦う、この命の行き着くさきは……。たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。 鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる。
暗く重苦しいテーマを美しい映像で描く。全体的なトーンが静かで、暗く滾る炎のようなものを感じたんですが、ちょっと話が難しかったような気がする。
最後はめちゃくちゃ好きなんですけどね! 戒めのような、滅ぶしかないのかみたいな諦めがSFやファンタジーで描かれているとめちゃくちゃ滾ってしまうんですが、これはきっと私の性癖です。そして願いを託すとか、希望が描かれることがまたいいんだよな……。
鉱石ラヂオ研究会に所属する、明日架をはじめとした五人の女子高生たちは、ある日「御神木にラジオのチューナーを合わせると並行世界に行くことができる」という都市伝説を検証した。それは、並行世界にいる自分たちと、異なる世界フラグメント、そして黄昏と呼ばれる終末とクラッターと呼ばれる者たちとの出会いと別れと戦いの始まりで……。
都市伝説を扱ったホラーかと思いきや、並行世界で異なる自分や友人たちと出会ってどたばたするなどのSF百合アニメだった。
主人公が鍵になるように、違う世界でも重要な役割を果たしているっていう設定は、とてつもなくロマンだ。自分なんだけどまったく違う自分で、近しい気持ちを覚えて大事に思うってすごく主人公らしい性格づけだよなあ。コミカルなエピソードが多いけれども、シリアスなところはがっちりシリアスで、最後まで主人公らしさが描かれていたように思う。
キャラクターの性格づけが違うと声優さんの演技も変わるのがとてもよかった。
特殊能力を持つがゆえに現実に飽き飽きしていた、逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の三人は、ある日届いた一通の手紙に目を通した瞬間、異世界である箱庭の世界へと召喚される。ギフトゲームと呼ばれるゲームによって、コミュニティを守り、あるいは拡大し、侵略するこの世界で、三人は自分たちを呼び出した黒ウサギに、彼らのコミュニティ・ノーネームを助けることを依頼され……。
原作は未読。全員異なる世界や時代に生まれ育った若者たち、召喚された先は異世界、という異世界づくしな作品。
主役級が三人というのが面白いなあ。三人もいるとかなりチートだ。十六夜が主人公らしくスカした感じかつ、実は最強みたいな雰囲気を漂わせていて、正しくラノベだなあと思う。
黒ウサギが振り回されているのがとても可愛らしかった。「この問題児様たちはー!」とか、敬語で罵倒するのがたまらなく可愛い。声優さんがイメージにすごく合っていた。
「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は虚しさから逃れることが出来ずにいた。烏妃の元には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて? 他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決め!?
真の"救い"は光であり、葛藤……歴史が再び動き出す——(裏表紙より)
それまであんまり描かれていなかった、世界観の説明が冒頭から結構豊富に書かれていて、ちょっとびっくりしてしまった。読み落としている可能性が高いけれど、なんとなく大陸のように思っていたから、こういう込み入った世界だとは思わなかった。
それはともかく。
少しずつ寿雪が孤独から解放される一方で、彼女を含めたいろんな人の寂しさが深まっているような気がする三巻だった。新しい登場人物たちもそれぞれ裏があるようで、異なる寂しさや孤独を抱えた人たちが集まっている感じがとても好きなんだけれど、いつかばらばらになる予感もあって、とても切ない。
世界図が出たことで大河になりそうなので、この物語の行き着く先が楽しみだ。
日本が世界の戦乱に巻き込まれつつある、大正二十九年。芸術志向の女性たちが集い、活況を見せる逢坂女子美術専門学校に、四人のひときわ個性的な女学生がいた。画家としての才能あふれる池田千種。武道に没頭する男勝りな星野逸子。身体は不自由ながら想像力豊かな犬飼華羊。素直で女性らしい優しさに満ちた緒方陽子。戦争の足音が近づく不自由な時代にありながら、彼女たちは短い青春を精一杯謳歌していた。しかし彼女たちの明るい日々に、不穏な影が忍び寄り……。奇才・牧野修、渾身の青春時代小説が登場!(Amazonより)
メディアワークス文庫から出たのって本当か? と思うほど、かなり骨太な、大正二十九年と芸術と猟奇と少女たちを書いた作品だった。安易に言ってはいけない気がするんだけれど、すごく面白かった。
芸術を志す少女たち四人の視点から一連の事件を紐解く連作で、猟奇事件の謎を解きつつも、その時代に生きる女性たちがどんな風にもがいていたか、どんな風俗があったのかみたいなところを読むのが面白かった。それぞれに才能に恵まれていて、その個性が四人でいることですごく受け入れられている感じがするの、青春のきらめきって感じで眩しかった。
憧れのファッション誌の編集者を夢見て出版社に就職した河野悦子。しかし「名前がそれっぽい」という理由で(!?)、配属されたのは校閲部だった。校閲の仕事とは、原稿に誤りがないか確かめること。入社して2年目、苦手な文芸書の仕事に向かい合う日々だ。そして悦子が担当の原稿や周囲ではたびたび、ちょっとしたトラブルが巻き起こり……!? 読んでスッキリ元気になる! 最強のワーキングガールズエンタメ。解説・角田光代(裏表紙より)
ドラマを先に見ていて、今回初めて原作を読みました。ドラマはドラマで上手く作ってあるなあと思ったし、原作は原作で面白いと思いました。校閲の仕事の実際は違っていても、こういう仕事があってこういう働き方をしている人がどこかにいるかもしれないって想像するのが楽しい。ファッションに拘る悦子は、活字や書物を愛している人にはちょっと受け入れがたいかもしれないけれど、こういう人がいていいんだと思う。自分をよくわかっていて、それが容認されにくいことも知っている悦子は、めちゃくちゃ賢い人だよなあ。
生まれた時からずっと見ている。それだけでよかった。触れられなくても、本当の姿を見せられなくても。会わなければ、きっといつまでも一緒にいられるのだから。なのにお前は来てしまった。この鬼を祀る呪われた村に。血と罪に塗れたおぞましい欲望の供物になるとも知らず……! ああ今日も狂気に染まる。もう戻れない。お前を喰らってしまいたい——!
地獄の果ては極楽か、さらなる地獄か。さだめに抗う優しい鬼の純愛怪奇譚。(裏表紙より)
終戦直後の日本。天涯孤独の二十歳の娘、萌は、ある日母の実家からの迎えを受ける。岡山の山奥にある黒頭村の旧家に赴いた萌は、そこで異様に崇められている当主家と祀られている鬼の因習に囚われてしまう。
山奥の村の因習で、無理やり花嫁にさせられて、儀式の血なまぐさい真実やら大事な人が胸に秘めていることやら本当の鬼とはという話で、とってもどろどろしていて官能的でした。歪んだ愛が凝縮されていて、後半怒涛のように明かされるものがあまりにひどい(褒めている)のでにやにやしてしまった。予想はできていたけれど、貫いてくれたことがすごく嬉しかった。面白かったです。