読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
![ガールズ&パンツァー 劇場版 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51XoOopemiL._SL160_.jpg)
優勝を果たした大洗女子学園。これで廃校を免れた、と思った矢先、それが確約ではなかったことが明らかになる。廃校となり、学園を追い出されるみほたちだが、生徒会長が文部科学省担当者の説得を試みたことで、大学選抜チームに勝利すれば廃校を撤回するという条件を引き出す。だがその条件は大洗女子学園には不利すぎるものだった。
劇場版をやるために本編をやったんじゃないか? という、激アツな対戦シーン。思わず見入ってしまいました。めちゃくちゃ面白いなこれ!? 戦車道の真髄というか、楽しさをふんだんに描いているように思いました。手に汗握ったし、最後の最後まで気が抜けなかった。はー面白かった……。
やっぱり仲間たちが集まってくるところから共闘する展開は熱くて、それぞれのチームが力を尽くしつつも、個々のエピソードや絆が描かれているのがとてもすごくよかったです。
![ガールズ&パンツァー 1 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ycVD8XgdL._SL160_.jpg)
![ガールズ&パンツァー 6 (最終巻) [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51a5jQ5%2BnbL._SL160_.jpg)
西住みほは、大洗女子学園に通う女子高生。この世界では乙女の嗜みとして「戦車道」が存在し、全国大会が催されている。そんな戦車道を履修するよう圧力をかけられたみほは、自身の過去と、友人とクラスメートの思いを受けて、戦車道を始める決意をする。
ガルパンおじさんなる人たちがたくさん出てきたとかなんとか、という知識しかなかった作品、この度履修。
戦争や死とは無縁にしつつも、戦車を操り、集団線を行うという競技で女子高生たちが切磋琢磨する、戦車×青春スポ根という感じでしょうか。行われる試合が戦車を使うだけで、普通の部活ものだなこれ、という印象です。それぞれ個性のある女の子たちが各々チームで自分の役割を果たしていくところは、スポーツものとして熱い。上位校にどんどん認められていく展開も、なんだか微笑ましかったです。
OVA「これが本当のアンツィオ戦です!」は二回戦の内容。ちょっとお祭り感のあるエピソードで楽しかった。
![鬼滅の刃 1(完全生産限定版) [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61VEl19E4cL._SL160_.jpg)
大正時代。竈門炭治郎は長男として、母と妹たちを守り支えていた。しかしある日、家に戻った炭治郎が目にしたのは、鬼に惨殺された家族とたった一人息のあった妹・禰豆子だった。だが禰豆子は理性を失い、炭治郎に襲いかかる。そこへ現れたのは鬼を倒す剣士。かくして、炭治郎と禰豆子は鬼殺隊として鬼と深く関わっていくことになる。
リアタイ勢から遅れて視聴。めっちゃくちゃ面白かった! 音楽もいいし、炭治郎がすごく頭のいい、立ち回りのうまい子なので安心して見ていられる。かといってチートというわけではなく、眠っている才能が少しずつ開いていっている感じがすごくわくわくする。禰豆子がまた可愛いんだこれが。
コミカルなやりとりが描かれる一方で、ぎくっとするほど残酷なシーンや派手な戦闘シーンも多かったり、頭を使って立ち回りを考える展開も多くて、このバランス感覚が面白さの理由なんだなあと思ったり。
柱たちがみんな若いので、これどんどん脱落者が出るんじゃないか……という恐ろしさを感じつつ、続きが楽しみだ。
![ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~ [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/517Q%2BpCCNfL._SL160_.jpg)
作家志望のゲーテは、創作活動に熱中するあまり博士号の試験に落第し、父親の命令で弁護士実習生として地方都市に追いやられてしまう。しかしそこで出会った美しい娘シャルロッテと恋に落ちる。だが彼女はゲーテではなく別の相手と婚約する……。若き日の文豪ゲーテを描く作品。
実在の人物を基にした作品。どうやら史実とはかなり異なるようですね?(Wiki調べ)
読み継がれる作品を書いた人が、どのように悩み、苦しみ、それを書くに至ったか。芸術家とか作家の生涯を描くと時代背景もあってだいたいどれもそういう話になるなあ、という印象を持ちました。でも多分それは、私が自分の生き方を好きに選べる時代に生きているからであるので……。
しかし作ったものが多くの人に「これはよくわかる」とか「これは自分のことじゃないか?」と受け入れられるのは、いつの時代だって嬉しいものだよな。
![ミス・シャーロック/Miss Sherlock [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51GAoKxyMGL._SL160_.jpg)
外科医で医療ボランティアをしていた和都は、シリアから帰国した直後、恩師の死を目撃する。その事件の捜査には、天才的な頭脳を持ちながら傍若無人な物言いと自分勝手な行動で周囲を振り回す捜査コンサルタントの女性、通称シャーロックが関わっていた。和都は彼女の言動に反発心を覚えるも、共同生活を始めることになり……。
もしシャーロックとワトソンが現代日本で二人とも女性だったら? というドラマ。シャーロックがすごくいいシャーロックでした。自分勝手で強くて天才で、けれど懐に入れたものには弱い。和都が近くにいるのが自然になっていく彼女がすごく微笑ましくて、でも最後の事件ははらはらしました。
一方和都は少々ヒステリー気味で考えが足りない女性になっていて、ちょっと不満だったかも。ちょっと恋愛脳気味なところも、なんだかなという感じがしました。BBCの「SHERLOCK」のジョンには感じなかったんだけど、どうして和都にはいらいらしたんだろうと考えて、スマートじゃないからかな、と思いました。すぐ親密になれるような愛嬌とユーモアが足りないように感じられたのかも。
シャーロックとワトソンが女性なので、あの人もじゃないかな、と思っていたんですが。うん、最初からめっちゃ怪しかったもんね!

ヨーロッパの食文化はすべて修道院から生まれた!? 芳醇なワインやシャンパン、香り高きハーブ料理、風味豊かなチーズ、甘くとろけるチョコレート……。ヨーロッパ文明の向上に大きく貢献した修道士たちの功績は、食文化全体にも及ぶ。
女子修道院にとびこんだ本書の著者ガブリエラ・ヘルペルは、修道院における聖なる食生活の秘密について学んでいく。
心と体にやさしい52のレシピも収録した「修道院の食卓」の決定版!(カバー折り返しより)
修道院の生活についてもっとあるのかと思ったら、修道院とその食の歴史についての導入みたいな本だった。それはそれで面白かったので、もう少し調べてみたくなりました。
レシピがあるのが嬉しい。どんなものなのかなーと想像するのが楽しいです。

有名な進学塾に入学した17歳の都。彼女はこれまで『特別』な存在として、学校に通わず、閉鎖された環境で過ごしてきた——。生まれて初めてできた友人・璃花との話の中で、都は塾に『特別な生徒』がいるという噂を耳にする!自分の情報がすでにもれていることに危機感を覚えた都。そんなとき、塾の生徒の今日子と初音が言い争う現場にでくわして…!? 四人の少女を取り巻く陰謀が動き出す!(カバー折り返しより)
『白い花の舞い散る時間』の過去に当たる話。白い花〜を読んだのが何年前だって感じなので全然内容を覚えていないんですが、この話はこの話として、特別な少女が平凡を偽りつつ、普通ではない生徒たちに混ざって、『塾』で過ごしているところがすごく少女的でよかった。同じ年頃の閉鎖空間にいる少年少女たちの話っていいよなー!

『CREA Traveller』連載時から人気のガイド・エッセイが待望の文庫化。1995年から続ける個人サイトでは3000軒におよぶレストラン・レビューを書き、おいしい食事のためには労を惜しまない著者が、悩みに悩んで選び抜いた15エリア珠玉の二泊三日旅。旅先の食事は絶対に外したくない人必見の旅(食べ)エッセイ。旅のお供に、かばんにどうぞ。(裏表紙より)
金沢、伊勢志摩、仙台、高知、札幌、広島・尾道、大阪、那覇、長崎、軽井沢、秋田、名古屋、福岡、京都、東京というエリアで、二泊三日するなら何を食べるか、コースを作ってみたという本。二泊三日じゃ足りない! というのが伝わってくるようだった。食時期に行く回数があるから全部回れないものなあ。
食エッセイというよりは紀行文に近かった。これはこれで面白いな。

日本語教師の職が東京にあると聞き、田舎を飛び出した女子大生の花。歌舞伎町の外人ホストに催眠術をかけられ、廃墟寸前のビルに連れ込まれる。そこは魑魅魍魎たちの巣窟「歌舞伎砦」、外人ホストの本性は猫の妖怪だった。法外な高給に誘われ妖怪の日本語教師となった花を待ち受ける運命とは!?〈文庫書き下ろし〉(裏表紙より)
五島列島の島の網元の一人娘の花と、島の男たちと正反対に理系気質のもやしっ子の弟の直人。この二人が、大叔父を頼って歌舞伎町に行ったところ、そこには歌舞伎砦という名の人外魔境が存在していて、そこに暮らす外国生まれのあやかしたちと関わることになる。
あらすじから想像した話から、だいぶと魑魅魍魎成分強めのカオスっぷりが面白かったです。ほっこりあやかしものかと思ってたのに、とんでもない魔窟で冒険してた。嬉野さんの作品ってそういう力強さと話の構成とか設定の巧みさがいいよなあ。面白かった。

敏腕だが、お金に汚い弁護士・吾妻正義の孫つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊な能力を持つ女子高生。正義の許に来る依頼は難事件ばかり。“相続放棄を迫られた後妻”“詐欺師扱いされた投資コンサルタント”“DQNネームを改名したい女子高生”“隣人から引っ越しを迫られる犯罪者の息子”、依頼人や原告の“嘘”に隠された真実に幼なじみの草司と共に挑む!
"嘘"に隠された依頼人の本当の願いとは!?(裏表紙より)
事件解決スッキリ爽快! というわけでは全然なくて、ぐっと飲み込まなくちゃならないところや決断しなければならないところもあるんだけれど、リアリティがあって面白かった。草司の謎が解決してないし、つぐみの過去もはっきりしないので、めちゃくちゃ続きが読みたい!
主人公のつぐみが事件を解決するわけではなくて、ただの一般人として、憤るところは憤って、やってほしいと思うところでは行動して、っていうのがよかったなあ。