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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか (幻冬舎文庫)
「学校でそんなことが許されているはずがない」という強烈な怒りに突き動かされて私は学校で起きる性被害「スクールセクハラ」の取材を続けてきた——(カバー折り返しより)

2014年の本です。
いまもなお変わらないんだろうなあという学校側の体制や、明るみに出ない性被害が数多くあると思うとやりきれないし腹が立つ。
ここに登場する第三章の教師の言動は特に感じるものが多くて、強者の立場からこうやって支配するんだと、この本みたいに別のケースとして俯瞰できるものがあると、忘れようと思った怒りがふつふつと。
自分語りは置いておいて。
ケースは女生徒ばかりで、男子生徒のこともちらりと触れられていますが、性別関係なく見過ごさないでほしいと思うし、教師同士にも起こりうることなんだと忘れないでいたいと思いました。
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後宮の烏 (集英社オレンジ文庫)
後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという——。時の皇帝・高峻は、ある依頼のため烏妃の許を訪れる。この巡り合わせが、歴史を覆す禁忌になると知らずに。
誰もが知る"彼女"の、誰も知らない正体。(裏表紙より)

面白かった! あわいの世界を描きながら中華後宮ものという、華やかな場所を選びながらもしっとりとした雰囲気を楽しみました。
なにせ語句の選び方が綺麗なんだよなあ。中華ものはどっしりした印象があるんですがこの作品は語句が優美で綺麗な気がして、雰囲気にとても合っていたと思います。
後宮ものなのでどろどろかと思いきや、そうしたものとは薄い壁を一枚隔てたところにあって、謎解きも妖しのものとそのわざを用いていて美しくてファンタジックだなあと感じました。こういう柔らかくてしとやかなお話、好きです。恋愛に振り切らないところもとてもよかった。
ピンクとグレー (角川文庫)
大阪から横浜へ越してきた小学生の大貴は、マンションで同い年の真吾と出会う。性格は全く違う2人だったが惹かれあい、親友に。やがて高校生になった2人は、雑誌の読者モデルをきっかけに芸能活動をスタート。同居も始めるが、真吾だけがスターダムを駆け上がっていくことで2人の仲は決裂してしまうが……。ステージという世界の魔法、幻想に魅入られた幼なじみの2人の青年の愛と孤独を鮮やかに描いた、切ない青春小説。(裏表紙より)

すごかった……。脳みそが揺れた。ピンクとグレー、色は違うけれどどちらも中間色。曖昧になる相手と自分、かあ……。
小学生のときの出会いから青年期の別れまで、印象深いエピソードとともに、大貴の視点から真吾を追っていく。そしてその事件をきっかけに、大貴はさらに真吾=白木蓮吾の思考をトレースする。あのとき彼は何を考えていたのか? ということを演技以上の同化で描くので、後半はとにかくぞくぞくしっぱなしでした。最後はやっぱりああなるよなあ……。
中盤からラストまで一気に読んでしまった。すごかった。
(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚祭りは盛大に!?- (ビーズログ文庫)
『これからよろしく、共犯者どの?』フェルが偽の花嫁だと知っても、クロウの態度は変わらない——どころか前より(物理的な)距離が近い気がする! そんな心臓暴れ馬状態のフェルをよそに、春分節の儀式のため、クロウの父が兄弟全員に召集をかけた。ついに皇宮で因縁の母と直接対決! と思いきや、クロウに反逆者の疑いがかけられてしまい!? これは罠? それとも花嫁修業!? ニセ新婚生活第8弾!(裏表紙より)

身代わりがばれて共犯関係になったフェルとクロウ。そんな中皇宮へ呼び出しを受けた。ついに皇帝、そしてクロウを呪うリグレイン妃と対面。帝国の成り立ちに妖精王が関わっていることが明らかになり、最後に現れたのは……。
試練の内容が明らかにまじないめいていて、フェル! ちょっと待て、よく考えろ! と叫んでしまった。そういう謎かけってあわいのものを引き寄せるよねえ。
敵側に回っている人たちの思惑もそろそろ明らかになってくる、かな? パールが現れるとまたしっちゃかめっちゃかになりそうではらはらする。大丈夫かなあ。
代々木Love&Hateパーク (双葉文庫)
都心に広大な敷地を誇る代々木公園。3月の最終日曜日、まだどこにも咲いていないはずの桜が舞う今日、公園にいる人間を標的とした、ある伝説が現実のものとなる——。ロカビリーグループ、高校演劇部、殺陣役者、ネットアイドルオタク、お笑いコンビ、イケメン俳優など、何の繋がりもなさそうな人間たちの事情が巧妙に絡まりあい、思いも寄らぬ化学反応を引き起こす。その果てに、伝説の主人公となるのは一体誰なのか? リアルな現実を照射するなかに、人間の愚かさや愛おしさを浮かびあがらせた群像劇。(裏表紙より)

三月最後の日曜日、代々木公園に現れる都市伝説〈チェッコさん〉。公園内にいる人々のグループのいずれかにいつの間にか入り込み、代わりにグループの中の一人が存在を忘れられ新たな〈チェッコさん〉になるという。
そんな日曜日に偶然集まってしまった人々が、それぞれの事情を抱えながらとても長い一日を過ごす群像劇。
チェッコさんの登場はすごく自然にとても違和感がある感じで入り込んできたので、一瞬あれ読み飛ばしたかなと思いました笑
だいぶと後味の悪い人が何人かいて、救われたのは限られた人たちだけなんですが、たくさんの人の視点がぐるぐると入れ替わって、この出来事はAさんにはこう見えていたけれどBさんにはこう見えていた、というのが好きなので楽しかったです。
鍵屋甘味処改 天才鍵師と野良猫少女の甘くない日常 (集英社オレンジ文庫)
冬休みに突入した午後、自分の出生にまつわる秘密を知ってしまった女子高生・こずえは母を一方的に責め、衝動的に家を飛び出した。ひょんなことから鍵屋を営む鍵師・淀川と知り合い、年齢を偽って助手として彼の家で居候することに。そこへ「亡き父が遺したものを知りたい」という依頼者たちにより、他の鍵屋で開けられなかった手提げ金庫が持ち込まれるが…?
鍵をかけ、しまった秘密はなんですか——?(裏表紙より)

もうすぐ十六歳になろうかという女子高生のこずえは、自分と母が実の親子でなかったことに衝撃を受け家出をする。行くところのないこずえは、偶然出会った淀川からもらった甘酒で酔っ払った結果、彼に介抱され、なしくずしに「淀川鍵屋」の居候兼見習いとして束の間の日常を過ごす。
鍵をかけて封印した秘密、がテーマですね。鍵屋のお仕事として金庫を開けることから、様々な事情が見えてくる。遺産相続で揉める家族っていうのは定番ネタだと思うんですが、いい感じに終わってよかったよかった。
明治宮殿のさんざめき (文春文庫)
「みやび」と「モダン」が無理なく同居する明治宮殿。NHKドラマ「坂の上の雲」の宮廷シーンの時代考証を担当した著者が、明治宮殿の十二ヶ月を絢爛豪華な「宮廷絵巻」として軽やかな筆致で再現。ツイッター感覚で和歌を詠む天皇陛下、姉さん女房の皇后、女官、侍従職出仕まで、息遣いを伝えてくれる。 解説・池田理代子(裏表紙より)

明治時代、天皇と皇后とその世話をする者たちの十二ヶ月をまとめた一冊。どういう行事があって、お仕えする者たちはこう動いて、両陛下はこんな風なスケジュールで……というものがわかって、本当に独特な世界で魅力的だなあと思いました。異世界のようだけれどこの国のことなんだよねえ。
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赤穂の国で暮らす異邦人のカイは、幼い頃行き倒れていたところを浅野氏に救われ、恩義を感じて忠誠を尽くしていた。だが見た目から差別を受けて周囲の侍たちからは獣以下の扱いを受け、浅野氏の娘ミカを思いながらも結ばれずにいた。ある日将軍を迎えもてなした浅野氏だが、同行していた吉良氏は妖術を用いて浅野氏を陥れ、彼らを守る臣下やカイたちを軟禁、あるいは奴隷として売り飛ばす。領主を失った赤穂の国で残された後継ぎであるミカは吉良氏から結婚を申し入れられ、父の喪が明ける一年後、その婚儀の日がやってこようとしていた。

忠臣蔵を和風ファンタジーハリウッド映画に仕立てた作品。服飾や美術が美しく、和風ファンタジーとしてはたいへん面白い作品だなあと思いました。というより、日本の侍をファンタジーにしたという感じかな? 侍ファンタジー。
異邦人である主人公カイが、忠義から国を併呑しようとする巨悪と妖女と戦うわかりやすい王道ストーリー。最下層の身分である彼が周囲から認められていき、姫と思いを通わせ、しかし最後には切腹して散っていくという、ああこれが海外が日本に求めている美学の一つかと思わせてくれる。2013年の作品だからかそれとも架空日本を舞台にしているからか、戦う女性がいないのがちょっと珍しい気持ち。男装の浪士とかいそうなものだったんですが。
美術として見るのが楽しい作品でした。
オンディーヌ 海辺の恋人 [DVD]
アイルランドの田舎で漁師をしているシラキュースは、ある日引き上げた網の中に女性が入っているのを発見する。何か事故にあったのかと慌てるシラキュースだったが、彼女は人に会いたくないと拒絶する。謎を持った彼女を仮にオンディーヌと呼ぶようになり、シラキュースと病気の娘アニーはおとぎ話に登場する海の精セルキーだと冗談交じりに言い合って……。

謎めいた美女を釣り上げてしまった、バツイチで娘がいる男性。少し風変わりな彼女に名前を与えると、娘がセルキーだと言って興味を持ち始めた。北国の海と突然現れた美女とどこか運のない男という取り合わせは、とても文学的で幻想的。ちょっともの悲しい雰囲気もあるのがまたいいなあ。中身は結構、人間として泥臭いというか田舎っぽい絵なのがまた雰囲気が出ていていい。
果たしてオンディーヌは本当に海の精なのか? という謎解きはラストで明かされるのですが、まあそういうことだよなあと思いながらも、オンディーヌをセルキー扱いするアニーが可愛くてしょうがない。こういう、幻想の生き物(と思っている)を現代で一生懸命お世話する女の子の図が大変好きなので、オンディーヌとアニーの絆は見ていて楽しかった。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 [DVD]
オリンポスの神々の一柱ポセンドンと人間の間に生まれたハーフゴッドであるパーシーは、安全であるはずの訓練所で魔物に襲われる。結界を守るタレイアの木を復活させるために黄金の羊毛が必要だと知った彼らは、仲間たちとともに魔の海へ漕ぎ出した。

前作あったのか見てないわ! と思いながらも最後まで見ました。
ハーフゴッドでありながら父に愛されていない、見放されているのではないか、という現代版ヘラクレスみたいなお話だったなあ。
オリンポスの神々の落とし子であるハーフゴッドたちは人知れず人間社会に食い込んでいるという状況には、なんとなくイギリスの魔法使い少年を思い出します。神々が現代社会を歩いているという設定はやっぱりみんな好きなのかもしれない。
神や神代の種族が混じり合って存在しているところがめちゃくちゃファンタジーみを感じさせて好きだなあと思いました。こういうところでの学園ものが楽しいと思います。
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Author:月子
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