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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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文車日記―私の古典散歩 (新潮文庫)
こんなにも身近なところに、古典の世界が息づいている。私たちの人生そのままに、かつて、生きて戦い愛した人々がいる。——「古事記」「萬葉集」から若山牧水まで、民族の遺産として私たちに残されたおびただしい古典の中から、著者が長年いつくしんできた作品の数々を、女性ならではのこまやかな眼と、平明な文章で紹介し、味わい深い古典の世界へと招待してくれる名エッセイ集。(裏表紙より)

友人の好きな本と聞いて、読んでみようと思って積んでいた。
古典が好きになりそう! という一冊でした。どうしても、古典は現代と文章が違うことで苦手意識を持っていて、実際苦手で全然読めないのだけれど、でもこうしてどう読んだのかというのを知るのはとても楽しい。こうしてみると、古典作品に取り扱われている恋愛って、とても人間性が現れるものなのだなあ。
「万葉集」のものが一番好きです、なんだか。冒頭から額田女王の話できゅんとしました。磐之媛の話も好きだ。
古典の勉強が一段落したら、読んでみるのにいいかもしれない。
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卵と小麦粉それからマドレーヌ (ピュアフル文庫)
中学に入学したばかりの菜穂は、「もう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」と話しかけてきた亜矢と仲良くなる。彼女と一緒に図書室に通いつめるなどして学校生活を送る菜穂。しかし、13歳の誕生日にママが「爆弾発言」をしたことで、状況は一変した。ママとは強い絆で結ばれていると思ってたのに……。注目度急上昇の作家・石井睦美の心温まる一作、ついに文庫化!〈解説・今江祥智〉(裏表紙より)

これ、すごくときめいた。いい女の子。いい少女予備軍。
私の少女の定義は少し薄暗いところなので、まだ少し純粋な菜穂はまだ女の子。対して亜矢は少女。そういうイメージで読みました。
中学云々からいじめの物語かなあと思っていたのですが、そんなことはなくて、女の子のための物語。親の理不尽に振り回されるという薄暗さも存在せず、先生の存在も、クラスの存在もほとんどなく、成長に焦点が当たっている。伸びやかな、心の成長が見て取れる。光のある方を見つめている、菜穂や亜矢やママの存在が、とても物語を温かく優しい雰囲気している。そんな印象でした。
ラストの先生との話がとてもいい。ガラスの靴じゃだめなのね、という先生も、本当に少女だ。
すごくすごく好きでした。優しい成長物語がお好きな方におすすめです。
グランドマスター!―刻まれた聖痕 (コバルト文庫)
法皇との謁見中、突如巻き起こった竜巻の中、姫総長シーカの身には異変が起き、〈黎明の使者団〉は離散した。団員たちは、団長不在のまま、それぞれの道を歩き始めていた。ハルセイデスの残した「生きのこる道だけを考えろ」という言葉を胸に。しかし、シーカを狙う闇の勢力の遠謀は、着々とその輪を狭めていた。そして、ハルセイデスと共に市井に潜むシーカに決定的な変化が現れ…!?(裏表紙より)

クライマックス目前のグラマス。前巻はシラスの存在に話が持っていかれた印象でしたが、今回は闇の勢力の存在がはっきりと浮き彫りになっている感じでした。
シーカの変調が明らかになったことにもびっくりで、同時に、シーカの望みを口にした際のハルさんの思いも書かれており、序盤から切なさがきゅんきゅんでした。
団員たちの行方が心配ですが、アスティルの位置がどうも危なげで特に心配です。でも、きっと最後にはみんなが集ってくれると信じている。
神については、神は光と闇、善と悪のように表裏一体だから、そういう解釈になるのかなあと思いつつ、どういう結末か想像が全然つかないので、続きも楽しみにしています。
城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)
明治四十五年から大正十五年に至るほぼ大正期に発表した代表的短編を集めた。「母の死と新しい母」「清兵衛と瓢簞」「正義派」「小僧の神様」「好人物の夫婦」「雨蛙」「焚火」「真鶴」「山科の記憶」「痴情」「瑣事」「濠端の住まい」「転生」「プラトニック・ラヴ」を収める。
作者の生涯におけるもっとも実りの多かった時期の、充実した作品群。(裏表紙より)

読んだまま積んでいて、集英社文庫で買ったものを読んだのでそのまま放りっぱなしにしていた一冊。
やっぱり「清兵衛と瓢簞」「小僧の神様」が好きだなあ。ちょっと童話っぽいものが好きなのだ。
「清兵衛と瓢簞」について注釈が会ったので、これを先に読んでいたらなあとちょっと後悔(私のゼミ発表の担当はこれだったのだ)(時系列まとめだったから、そこまで詳しく調べなくていいと言われたけれども)
コンビニたそがれ堂 (ポプラ文庫ピュアフル)
駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは……?
慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。〈解説・瀧 晴己〉(裏表紙より)

とてもとても素晴らしかった! すごく好きでした。
現代ファンタジーの短編を収録。村山さんの風早街シリーズの位置づけですが、地域を同じくしているだけなので、まったく分からなくて大丈夫。
素直になれなかった男の子、情緒不安定な母親を持つ女の子、ラジオパーソナリティの女性、拾われて幸せだったはずの子猫、そして赤いランドセルの女の子とテレビの物語。
男の子の物語は子どもらしい素直さの物語だし、母親との関係に悩む女の子は現代を現しているし、DJの女性は時間の物語で、子猫は幸福、女の子とテレビの物語はアニミズム的。すごく幅広くて、そのすべてが優しい。
特にDJの女性の一編に、何故だか一気に涙があふれてきてしまいました。
今の仕事は充実しているけれど、それでいいのだろうかと思い悩む桜子。結婚しないのかと両親に言われることもあり、言葉に空しさを覚えていた。ふとした時「たそがれ堂」が現れ、桜のストラップを手に入れたが、すると、身の回りで不思議なことが起こり始める。
これは職業を変えているだけで、村山さんご本人のお気持ちなのかな、と思ったこともあるかもしれません。時間を超えるものの存在が、すごく愛おしかったこともあると思います。すごくすごく優しくて、好きだなあと思いました。
初恋素描帖 (ダ・ヴィンチブックス)
とある中学2年2組の35名。そのうちの20人の物語を綴った連作短編集。

心に響きすぎてしぬかと思いました。とある一クラスの姿が、20人それぞれの語りによって浮かび上がってくるのです。そして、中学生に存在する幼さと打算と不満と恋。どちらかというと恋がメインの物語のはずなのに、私が感じたのは、等身大の幼さでした。
豊島さんって、ものすごく、心が幼いがためのすれ違いをリアルに書く、と思いました。果歩と健次、エリナと晴一なんてその典型みたいな印象を受けました。
そして一番読んでいて幼いと思ったのは、恋愛模様がほとんどクラスの中で完結してしまっていること。世界が、とても狭い。
物語の女子が特に私自身のリアルに響いて、恥ずかしくて顔を覆ってしまいそうになりました。
帯があるのですが、

甘酸っぱい。ほろ苦い。だけじゃない——
あなたの”あの頃”をうずかせる
不慣れな恋の物語

本当に、過去がふるふると震えている感じでした。
文藝ガーリッシュ    素敵な本に選ばれたくて。
本が読者を選ぶのだ。私は、素敵な本に選ばれたい。
そんな始まり方をする、乙女向けの小説書評集。とても満足。すごく楽しかった!
次に刊行されたらしい「文学少女の友」がううん、だったので、この本で紹介されている本は、私のイメージする文学少女、少女小説に非常に近いものがあって、とても楽しみました。読みたい本がまた増えた!
本の装丁もまた素敵。カバー下も、カバーも、遊び紙もとても素敵!
文学少女に憧れる女子の必読本を知りたいなら、いいのではないかなーと思う。
冬休み読書課題と称して積ん読を崩そうキャンペーン。
55冊。追加で56冊。
とりあえず2月で一旦終了。

・芥川龍之介「地獄変」
・谷崎潤一郎「陰影礼賛」

・有川浩「植物図鑑」
・今井絵美子「鷺の墓」
・大崎梢「配達赤ずきん」
・海堂尊「チーム・バチスタの栄光」上 「チームバチスタの栄光」下
・北村薫「覆面作家の愛の歌」「覆面作家の夢の家」
・鯨統一郎「ミステリアス学園」
・佐々木丸美「花嫁人形」「風花の里」
・小路幸也「ホームタウン」
・菅浩江「〈柊の僧兵〉記」「末枯れの花守り」
・畠中恵「アイスクリン強し」
・三浦しをん「ロマンス小説の七日間」
・村山由佳「すべての雲は銀の…」上 「すべての雲は銀の…」下

・香山暁子「屋根裏の姫君 ガラスの靴をはいた少女」「裸足の花嫁 屋根裏の姫君」
・古戸マチコ「やおろず」
・須賀しのぶ「帝国の娘」前「帝国の娘」後
「砂の覇王」1 「砂の覇王」2 「砂の覇王」3 「砂の覇王」4 「砂の覇王」5 「砂の覇王」6 「砂の覇王」7 「砂の覇王」8 「砂の覇王」9
「女神の花嫁」前 「女神の花嫁」中 「女神の花嫁」後
「暗き神の鎖」前 「暗き神の鎖」中 「暗き神の鎖」後
「喪の女王」1 「喪の女王」2 「喪の女王」3 「喪の女王」4 「喪の女王」5 「喪の女王」6 「喪の女王」7 「喪の女王」8
・長谷川朋呼「崔風花伝」
深山くのえ「舞姫恋風伝」「舞姫恋風伝~廃墟の反乱~」「舞姫恋風伝~花街の迷走~」「舞姫恋風伝〜花片小話〜」
・森崎朝香「峻嶺の花嫁 花音祈求」
・友谷蒼「伊佐と雪~やさしいよる~」

・ボストン・テラン「神は銃弾」
・アラン・ラッセル「ホテル・カリフォルニア」
文學少女の友
本書は、つぎのようなかたに向けて書かれています。

・脳内に文學少女を飼っている人
・これから飼おうと思っている人
・飼おうかどうしようか迷っている人
・もう飼うもんかと決意した人」

(本のなかは、逃げ場のない青空。——はじめに)


と書かれてあるので、オトメな書評集なのかしらーと思っていたら、とても軽快でちょっぴり辛口な、文学論、作家論、という感じでした。括弧が多くて読むのが疲れた。
文中に登場する本、取り扱われている本が、全然、私の読むものと傾向が違って、論じられていても「?」となって勉強不足を実感しました。
一番面白かったと思ったのは、「日曜日 芥川選評を読む」。芥川賞には受賞作全集なるものがあって、選評も読むことが出来るそうなのですが、これの選評にツッコミを入れてみた章。芥川賞は、優秀賞自体か、その作家に未来ありとして授けるのか、という苦悩なんかもあったようで、なるほどーと思いながら読んだ。
やおろず
祖母の死によって八百万の神々が見えるようになった大学生の澄香。一人暮らしの部屋は静かだったはずなのに、トイレの神が引き止めてきたり、かまどの神に怒られたり、鏡の神に文句をつけられたり、マイペースな家神などなど、騒がしい毎日。

とても面白かった! 毎日すごく騒がしくて楽しい日常だーと思いながらにこにこ読んだ。
神様が見えるようになって起こる騒ぎは、ツッコミが冴えていたり、ちょっと怖かったり、でもやっぱり笑えたり、泣けたり。どの登場人物も、みんなすごく好きだ!
それぞれによって神様のかたちは違う、ということに一番はっとする。だからノロ君とのエピソードはすごく、考えさせられた。誰もが同じものを信じているわけではないし、だから同じように見えているわけでもないのだろうな。でも、澄香のように世界が見えていたら、きっとすごく、明るくていい世界なんだろうなあ。
はるさんとのエピソードは、もう「家神ぃいいいいいい」ってなる。純情!
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Author:月子
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