忍者ブログ
読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
[86]  [87]  [88]  [89]  [90]  [91]  [92]  [93]  [94]  [95]  [96
4040738039
 実質的に王家の女主人の座を手中に収めたベルタ。王妃としての初仕事で「遷都」という国家の一大事業に携わることになる。
 公私ともに変わっていく、国王ハロルドとの関係性に戸惑う日々を送る中、ある日ベルタに南部からの密使が届く。王妃であると同時に、南部最大領主の娘であるという立場に翻弄されながらも、ベルタはハロルドとともに遷都先の二つの候補地へ視察に赴くことに。——「私たちの都に、この先ずっと、不断の富をもたらすために」
 激動のヒストリカル・ロマン、待望の続刊!(裏表紙より)

南部の有力者の娘ベルタが第二妃として嫁ぎ、紆余曲折を経て「王妃」の称号を得てその立ち居振る舞いを求められるようになる第2巻。
この作品の面白さは、本質的には愛されたい、愛したい人であるベルタが、その生まれ育ちから為政者の言動を小気味よく発するところだと思うんですが、対比的に恋愛面のぎこちなさが切なくてもどかしくて、とてもいい。ハロルドも含めベルタも「政治バカ」なところがあるので、ちょっとずつちょっとずつ距離を縮めるところが微笑ましい。
1巻では若干ギスギス感のあった二人も、やっと落ち着くべきところに落ち着くかな? という終わりだったので、二人がもう少し仲良くなったところが見たいなー。3巻を読むか。
PR
4065257085
「フィニスさま。共に行きます。あなたを、絶対にひとりにしない」
公爵令嬢のセレーナは、現在『二度目』の人生を爆走中。
最推しの婚約者・フィニスとともに、何者かに暗殺された一度目の人生。その記憶を保ったままリスタートした『二度目』では、守られるだけのお姫様の立場を捨て、男装して帝国最強の黒狼騎士団に入り、団長であるフィニスを守り抜く――そう決めたのに。フィニスへの恋心を自覚し、さらに自分ではない婚約者の存在を知り、セレーナの心は揺れる。
そんな折、フィニスが現婚約者・フローリンデへの贈り物を選ぶのに付き添い、トラバントと三人で北部の商業都市を訪れたセレーナ。そこで遭遇したフローリンデは、前世でセレーナが知っていたキャラとは激変していて――?
トラバントの抱える秘密、束の間の休日デート……そして、舞台を帝都に移しての「婚約破棄大作戦」へ――!?
婚約者の地位も、恋も捨てた先にあったのは、あなたと手を握りあえる『今』。
両片想い×死に戻りラブコメファンタジー、絢爛&波乱の第2巻!(裏表紙より)

死に戻って二度目の人生を生きることとなった公爵令嬢セレーナ。愛したフィニスの婚約者ではなく、剣を手に戦う盟約者になったけれど、今世の彼は前世での友人であったフローリンデと婚約していることを知り、心は大きく揺れる。そして裏切り者の存在と国王暗殺、その実行犯と黒幕の影がちらつく……という、波乱の第2巻。
今回も全力で生きているセレーナが楽しくて楽しくて、たくさん笑って、胸が締め付けられました。「推し」に生きるセレーナの心に刻まれた傷って、めちゃくちゃ、それこそ地の底まで続くような深いものなんだと思うんだよなあ……。しかし「はーーーー!? くしゃみかわいいか!?」はくそほど笑いました!!!
フィニスの心情も明らかになりつつあり、読んでいる側としては頭に「※付き合ってません」が浮かんでいて……。もー早く結婚しろ!! そして幸せになれ!!
番外編が更新中ですが、早く三巻と番外編集を出していただきたい! 大団円が楽しみで仕方がありません!
「ヲタクに恋は難しい OAD」
成海と宏嵩の会社の先輩、樺倉と小柳はよく言い争っているが実は恋人同士。二人は同じ高校に通っていた先輩と後輩で長い付き合いだ。仕事終わりに二人で舞台を見に行くという小柳に遭遇した成海たちは、樺倉を待つ間、二人の馴れ初めを聞く。

素直になれないケンカップル、樺倉さんと花ちゃんの高校時代の話。
ツンツンツンデレな花ちゃんをありがとう! ちょろいように見えてかっこいいときはかっこいい樺倉先輩をありがとう!
こうして見てみると、周りは絶対あの二人はいつ付き合うんだと思っていたと思うんですよね……。どこから見てもお互いに矢印を出し合っているむずきゅんな先輩と後輩。さぞ周囲はじれじれしたことだろうなあ。そして本人たちも相手の気持ちを察していたよね……できる人たちだからね……素直じゃないだけで……。
B08HR9ZJBD
ロンドンの裏側に存在する魔女や魔法使いたちの世界、リバース・ロンドン。異形の存在ドラゴンを保護管理するウイング・バインドに所属する魔女であるニニーとのえるとして日々表と裏を行き来している。だがある日裏ロンドンにドラゴンが出現し、邪竜指定とされる『童話竜』と遭遇することとなり……。

現代×ロンドン×魔女という、久保帯人先生が描くならかっこよくないわけがない……という組み合わせの作品。原作は未読。
「好き」「かっこいい」を詰め込んだ設定の数々でめちゃくちゃ楽しい。元アイドルの口の悪い魔女? 見た目日本人のイギリス人のちょっと変わった性格の美少女魔女? ドラゴン? 童話竜と書いてメルヒェンズと読む? 大好きですありがとう!!!!!!!
魔法を使う際の呪文、「BLEACH」の鬼道が好きならときめく。言葉の並びがかっこいいぃいいい。こうした呪文から、動きなり風景なりアニメとして可愛らしくもかっこよく、もっとこの世界の物語を知りたいと思わせるものが随所に散りばめられていて、今後の展開に期待したい……とっても……。
「魔法使いの嫁 星待つひと」
この世ならざるものたちを惹きつけるがゆえに自らをオークションにかけたチセ。それを買ったのは魔法使いのエリアス。花嫁とすると言われつつも、魔法使いの師と弟子、あるいは家族として少しずつ距離を縮める二人……ある日チセのもとに届いた一冊の本は彼女の悲しい過去と優しい記憶に結びついていて……。

アニメ本放送に先んじた、コミックスの特典として製作されたOADの前中後編。エリアスと出会う前、母親と死に別れ、様々な家族のもとを転々としていたチセが出会ったある魔法使いと不思議な図書館の話。
まほよめはわりとむごい形で誰かの望みが断たれるエピソードが多いので構えていたんですが、辛かった、ですよね……わかってましたけど、わかっていたけれど辛かった! チセの境遇が辛いだけに! 何故こんな幼子に託すのかと!
本の持ち主であった真弓さんが抱きしめてくれたのが一番の救いでした。できれば私も抱きしめてあげたい……。そして理一のくれたかすかな光がチセをここまで導いてくれたことに感謝しました。その後の展開を考えると手放しによかったと言ってあげられなくはあるんですが……目とか腕とか……。
しかし本編よりもエリアスのチセに対する執着が強くて可愛かったな! 異種間結婚ありがとう!
「恋するパイロット」
香港の航空会社に勤めるパイロットやキャビンアテンダント。世界各地を飛び回る彼らの恋模様は……。

香港のテレビドラマが元になった映画作品。
ドラマの話が元になっているせいか、人物の背景などがほとんどわからず、レトロだけれどおしゃれな映像作品みたいな印象でした。しかし調べてみるとなかなか込み入った話だなあ。お仕事ものになるとこうなるよな、というのと、職場で揉めるな……という気持ちが湧き起こる。
B006GA7FFG
1986年、ドイツ。日本人の脳外科医ドクター・テンマは、天才的な技術に加え、院長の娘エヴァとの婚約も決まり、未来を約束されたも同然だった。しかし本人は真面目で正義感が強く、患者たちに慕われる性格で、出世のために他人を蹴落とすことに忌避感を覚えていた。そのため院長命令を無視し、重要人物の手術よりも緊急性の高い少年の処置に当たったことでテンマの人生は転落を始める。同時にテンマを蹴落としたライバルたちが次々に惨殺されるという事件が起こるが、それはここから始まる怪物との長い戦いの始まりでもあった。

めちゃくちゃ暗いし長いし面白かった! この時代のドイツ周辺の状況、思想、文化、そういったものを綿密に調べた上で描かれたんだろうなあ。面白くないはずがなかった。
ある医者が事件に巻き込まれるだけの話かと思いきや、謎の連続殺人事件と、犯人と思しき少年の謎、人体実験と、ミステリーとサスペンスが盛り沢山で、次々に登場する人々と情報が少しずつ関わりをもって最後の局面で集結していく様は見事としか言いようがない。ストーリーが進むごとにぞくぞくして見るのを止められなくて大変でした。
生き残れるか、逃れることができるのかというはらはらもよかったですが、脱落していく人たちの悲哀もまたいいんだよなあ。グリマーのこと、好きになっていたから切なかった……。マルティンも、エヴァに振り回されていたのに好意を抱いていた話、よかったなあ。
全体的にはルンゲ警部な! あの人が「すまなかった」と言ったシーン、万感の思いがありました。ここにたどりつけたんだ、と思って。
多くの人の人生が狂わされたけれども、それぞれに決めた道を進んで、人生を終えることを願わずにはいられない。面白かった。
B07QYSCZCL
父親が亡くなり、子どもたちのために母親は忙しく働き、ユリシーズは弟と手伝いにきている叔母と暮らしている。ユリシーズはある日母親のヒール靴を履いているところを弟に見つかり、叔母にきつく叱責されて家を飛び出した。夜の街をさまようユリシーズは土曜の夜の教会で開かれるLGBTQの人々の集まりにたどり着く。安らぎを感じる一方、家庭の窮屈さは増していき……。

深い夜に隠れざるを得ないマイノリティの人たちが集まる様子が、とても寂しい。土曜の夜だけ自由になれるって。間違っている、という言葉が適切かはわからないけれど、違う、と思う。自分が自分らしくあるためにこの世界は不自由すぎる。
多忙な母親はユリシーズの状況に気付かず、家の切り盛りを任されている叔母はユリシーズのあり方を理解できず否定する。弟は年齢のせいか環境のせいかユリシーズの嫌悪を示す。学校でのいじめシーンもきつい。苦しい。
そんななか、教会で新しい友人たちと過ごすシーンの、寂しくはあるけれどほっとした安らぎが癒やしでした。現実には貧困や売春、人種の問題もあって、居場所を得るにはここまでしなくちゃならないのかと、やるせない気持ちにもなって。
そして歌がなあ! すごくいいんだよー。ミュージカル風に歌い始めるシーン、誰も彼も美しい歌声で感情を高らかに歌い上げていてはっとさせられた。
なんだかとても雰囲気が好きな作品でした。
「紅き大魚の伝説」
深い海の底に暮らす五行を司る五つの一族は人間界を管理し見守っている。十六歳になったチュンは成人の儀式として人間界へと赴くも、嵐に襲われた挙句、網にかかって身動きが取れなくなってしまう。そこへクンという名の少年に助けられるも彼は溺れ死んでしまう。彼の献身に恩を感じたチュンはクンを生き返らせるために一族の掟を破るが……。

中国のファンタジーアニメ。神様の描写や魂の考え方が中華ファンタジーという感じで好きだなあ。あとこの作品、風景の描写がとても美しい。幻想的というほどのありえなさではなくて、どこまでも自然で、こういう重畳的な光景は古い時代にあったかもしれないと思わせる懐かしさがある。
物語は神に準ずる一族の少女が、世界の理を破って人間を生き返らせようとするも、幼馴染の少年に見つかってしまったり、禁忌を犯したために天災が起こったり、ととても神話っぽい。禁を犯すものには罰があり、願いのためには代償が必要だとひたすら描いているような印象です。それだけにこう、願いのために代償を、その代償を帳消しにするために代償を、という展開にはちょっともやっとしてしまい……。諦めない心に潔さよりも往生際の悪さを感じてしまった。
それでも少年少女が自らの行いに自問自答する展開は素晴らしく好みで、素敵な作品でした。
B07MXGPFLK
記者のカムは両親を亡くした姪のエルと暮らしている。病弱なエルのために奔走するカムは、ある日「人魚の万能薬」のことを知り、その薬を求めてエルとともにサーカスにやってきた。そこにいたのは水槽の中を漂う人魚のエリザベス。トリックだと信じないカムだが、ある日エルとともに足があるエリザベスと再会し……。

Netflixだと「ザ・リトル・マーメイド」ですが、元は「リトル・マーメイド 人魚姫と魔法の秘密」というタイトルですね。
「リトルマーメイド」を下敷きにした実写版。冒頭の雰囲気からこれは「シンデレラ」を下敷きにした「エバー・アフター」のオマージュなんだな、と理解する。あれも実際にあった出来事があってシンデレラになった、という話でしたね。
こちらは囚われのエリザベスが本当に人魚で、悪い魔法使いであるサーカス団長に魂を囚われている。記者の男性と姪の少女がその事件に関わり、カムは人魚姫と恋をし、エルは自分の力で人魚姫を救う。なかなか込み入った設定になっていますが現実に起こった話という感じではなく、とてもメルヘン。サーカスの風景や、人外の容貌を持つ人たちも登場するので、どちらかというと異世界の、スチームパンクみたいな世界の出来事みたいだなあなんて印象を持ちました。
二人の恋の続きは想像に任せるという感じなのかな。ちょこちょこ会っていたら嬉しいなあ、なんて思いました。
Profile
Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
Search
Calender
05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
Archive
Shopping
Analyzer
Counter
忍者ブログ [PR]