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「君の名残を」

友恵、武蔵、そして志郎。現代で生きる普通の子供だった彼女たちは、ある激しい雨の日、世界から忽然と姿を消した。それぞれに散った彼女たちが目覚めた時、そこは平安末期の日本だった。

面白かった! すごく良くできている物語でした。これは歴史ファンタジーに分類されるんでしょうか。
それぞれに歴史に関わっていくシーンは興奮します。そうだったのか! と伏線が明らかになった一番最後の武蔵のシーンには涙腺が緩んでしまいました。
ただ歴史を追っている為に、その部分が長くなってしまったりして解りやすいものの、やはり登場人物がどう動くのかが見たいので、読み進めるのが面倒になったりもします。けれどたくさんのシーンにはのめり込む事が出来る。
時を超える恋愛や歴史が好きな人は是非。最後は胸に来ます。
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