読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
クリストファー王子の名ばかりの婚約者だと思い込んでいた本好きの侯爵令嬢エリアーナ。彼女の長年の誤解が解け、やっと「王子の本当の婚約者」だと自覚したある日、王子の名代として狩猟祭に参加することに! エリアーナは王子のために頑張ろうと決意するけれど……。王子不在の狩猟祭にはさまざまな思惑が渦巻いているようで!? 大幅に加筆修正したWEB掲載作品「花守り虫」と「浮気虫」に加え、書き下ろし短編を収録した、本好き令嬢のラブファンタジー待望の第2弾が登場!(裏表紙より)
正式に婚約を果たし、将来の王太子妃としての自覚を持って振る舞おうとするエリアーナ。もちろん周囲はそう易々と彼女を認めることはなく……という、他国との関係や情勢も絡む第二巻。
エリアーナの感覚が何かと薄いんですが、この落ち着いた一人称が読みやすくて不思議と安心する。それだけに本当の危機が迫ったときが怖い。絶対今後何かあるよね……?
少しずつ少しずつ、エリアーナらしい妃像を持って行動していくところが、婚約後、結婚して幸せになりました、だけでは終わらない現実味があって面白いな。お妃様としてふさわしいってどういうことだろう? 立ち居振る舞いって? 社交や外交って? を書こうとしている作品は珍しい感じがします。続きも読もう。
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