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大きな森の小さな家 ―インガルス一家の物語〈1〉 (福音館文庫)
 ウィスコンシン州の「大きな森」の丸太小屋に、ローラと、とうさん、かあさん、姉のメアリイ、妹のキャリーが住んでいます。物語は、冬がくるまえの食料作りからはじまり、ローラ五歳から六歳までの、一年間の森での生活が、好奇心いっぱいのローラの目を通して生き生きとものがたれます。(裏表紙より)

必要にかられて読む。大きな起伏がないけれど、静かに幸せ、な気持ちになる。家族の絆や、食料を作るところや、とうさんの語る物語、ヴァイオリンの調べ、温かい家庭がじっくり描かれているなあと思います。家族以外の人がなかなか出てこないせいもあるだろうけれど、だからこその交流がすごく丁寧に描かれている。
本当に食料がおいしそう! 食用肉の話や、塩漬け、燻製。カエデ糖。シロップ。トウモロコシ。全然、凝ったものは食べていないはずなのに、じっくり時間をかけたり、蓄えていたり、育てたりしているものを食べるというのが、すごく羨ましい。
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