読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
特徴的な声で海に向かって同じ旋律を歌う少女、ニノ。彼女には大切な人が二人いる。一人は「この歌を目印にしてもう一度会える」と言ったモモ。もう一人はこの旋律をくれたユズ。高校に入り、ユズとようやく再会したニノだったが、ユズは現在軽音楽部で「in NO hurry to shout;」通称イノハリのメンバーとして活動していた。しかし文化祭の出来事をきっかけに新ボーカルになったニノだが、モモとの再会やメジャーデビューもあり、大きく揺れる……。
原作は白泉社の少女漫画。原作は初期の頃なんとなく読んでいた、程度。高校生の音楽ものです。
序盤の展開がすごく早いので多分ざくざく話を切ってあると思うんですが、やっぱり福山さんの作品は見せ場がすごくいいなあ、と思いました。福山リョウコさんの作品は心理描写やテーマの回し方がすごく好きなんですが、アニメにしてもやっぱり映える。
ニノの造形は十代の女の子が好きそうな女子っぽさと男子っぽい素っ気なさで、彼女が追いかけるモモ、彼女を追いかけるユズという三角関係はきっと読者や視聴者の心を揺さぶるんだろうなあと微笑ましい気持ちで見ていました。みんなこういうの好きだよねえ。私も好き!
音楽番組に出たりフェスに出たり、親の存在があったりなど、エピソードもすごく豊富で楽しかったです。原作追いかけられてないけど読んでみようかなあ。
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