読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
クリスマスの東京が大停電に陥った。天体観測少年と入院中のモデル、秘密を抱えた老婦人と夫、かつての恋人を待つバーのマスターとキャンドルショップの店主、すれ違う夫婦、かつて恋人同士だった再会した男女、上海から来たホテルマンと恋を抱える女性など、一夜に人々の物語が交差する。
見たのはレンタル版。
ほっこりしんみりする作品で、これは冬に見てよかった! 停電の夜、いつもと少しだけ違った世界に、キャンドルの灯りが優しくて、光と夜と冬と雪が本当に綺麗な映画だったなあ。様々な人々がどのようにして関わり合っているのか、それぞれの願いや思いが果たされることはあるのかと見守る楽しさ。空気が穏やかで優しい。ひと組みに絞ったらそれぞれジャンルの違う話になりそうなのが面白いです。天体観測少年とモデルなら爽やか青春系だし、老婦人と夫なら夫婦の物語だ。私が好きなのはバーのマスターとキャンドルショップの店主の話。このマスター(とよえつさん……)が悪そうに見えるのにすごく優しくてかっこいいんですよねー! 女店主はちょっと不思議ないい子なんですが、思いがけず強いところがあったりして。ちょっとにやにやしながら見守ってしまった。
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