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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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料理上手な専業主夫の黄太郎と家計を支えるキャリアウーマンの花恋。
べったりとろ甘な新婚夫婦。だけども、お互いに言えないヒミツの顔があって……。
実はこの二人“伝説の大怪盗”とそれを追う“腕利き捜査官”だったのだ!
家をひとたび出れば知らずのうちに敵と敵。
それぞれが思い描くハッピーな未来を守るため、今宵もお互いの正体を知らない夫婦による大捕物が幕を開ける!
二人の幸せな家庭はいったいどうなってしまうのか――!?(Amazonより)

「大海の宝」なるものが存在し、それを所有することで地位と権力が約束される現代。本来の持ち主である大海氏は散り散りになった宝を集めるべく、手飼いの忍びたちを使っていた。時代を経て忍びたちは怪盗となり、それを追う組織も生まれた。
そんな怪盗の一族に生まれた黄太郎と、組織に所属して怪盗を追う花恋。秘密を持ったまま甘い夫婦生活を営む二人の、そうはならんやろ! なコメディ作品。いやもう本当に、そうはならんってば……。黄太郎はともかくとして、花恋の秘密に気付かないのはどうなんだ。好き好きと言い合っているのに「見覚えがあるような?」としか思えないのは表面しか見ていないということじゃないのか、なんてことを考えてしまう。
なのでその分、敵対する怪盗と捜査官の駆け引きはめちゃくちゃ楽しかった。怪盗側の勝利で終わるところがわかってるー! と思いました。簡単に捕まっちゃだめなんだよなあこれは!
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19世紀末、ロンドン。殺人床屋に関する有名な都市伝説を記事にすることになったセシル。取材を続けるうち、床屋は実在するのではという疑惑を抱いて…!? また、アッシュフォード家に一大イベントが訪れた。皇太子妃のアレクサンドラからお茶会に招かれたのだ! あたたかい人柄と、絶世の美貌に恵まれた皇太子妃。だが、彼女の結婚生活は決して幸せではないことを知ってしまったセシルは……。(裏表紙より)

シリーズ3巻目。男装して新聞社の見習い記者をやっているセシルと、婚約者であるにもかかわらず素性を伏せている相棒の挿絵画家ジュリアン。この巻でやっとセシルにジュリアンへの特別な気持ちがはっきり自覚させられたかな? という感じです。
登場人物は皇太子妃アレクサンドラ。事件はスウィーニー・トッド、プリンセス・アリス号の事件、風俗としては降霊会。やっぱり組み立て方が上手くて謎解きも事件も面白いんだよなあ! ただ今回はだいぶ悲しい事件になってしまったけれど……。
身分の高い人の道ならぬ恋って悲劇にしか繋がらないものなんだろうか、なんてことを思う。まあ結果的に不貞を働いて、それを政治的な問題も関わるからと相手に隠して丸く収めようというのは、相手がよほどできた人間じゃないと幸せにはなれないか……。
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猟奇的な連続爆弾犯のアジトで発見された、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが……。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。
あらゆる感情が欠落した男。男の正体の解明に挑む精神科医と共に事件の核心にたどりついた刑事が見たものとは。
全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。(Amazonより)

映画作品を視聴済み。原作を読んでみると、かっこいいところをだけを抽出した映像作品だったんだという印象になりますね。
共犯者なのかわからない謎の男と連続爆弾犯に、警察と精神科医が挑む、という構図なのに犯人の緑川と謎の男の鈴木一郎がそれぞれのベクトルでわけがわからないせいでそう簡単に解決できないという。
そしてやっぱり、鈴木一郎というか入陶大威なる人外が世に放たれるプロローグ作品なんですね。夢について尋ねて去っていく最後が格好いいし、密かにやってきた理由が祖父の死とそのきっかけになった窃盗犯というのが、鈴木一郎の心中を色々と想像させてたまらなかった。
「ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと」
ブラック企業に勤めて毎日死んでいるように生きていた天道輝。ある朝目覚めると世界はゾンビに溢れ、いつ死ぬともわからなぬ状況。「もう会社に行かなくていい!」と歓喜した輝はこれまでできなかったことを達成する「ゾンビになるまあでにしたい100のこと」リストを作成し、仲直りした親友たちとともにやりたいことをやり尽くすことにする。

アニメも放送中のゾン100ですが、これは実写映画。ちゃんとアニメの今後の展開に配慮して、序盤部分だけを上手に使ってオチをつけているので上手いなあと思いました。
物語は水族館に行くところまで。水族館が遠方にあるという設定になっていて、途中で閑はあっさり仲間にになって三人とも打ち解けており、上司の小杉は水族館で安住の地めいた自分の帝国を築いており、また従属させられそうになる、という「死んだように生きるならやりたいことを」をテーマとして突きつける内容になっています。
アニメのスタイリッシュは演出は、実写ではノリのいい音楽を流しながらアクションをする展開になっていて、この作品を好きな人に映像は映像として面白がってもらおうと努力しているように思えて好印象でした。オリジナリティでまとめようとして無茶苦茶になるならこのくらいの塩梅が好きだな!
「キラーナース:その狂気を追跡する」
アメリカの複数の病院で起こった連続殺人事件を題材にしたドキュメンタリー。新しく着任した看護師チャールズ・カレンは経験豊富で周囲との摩擦もなく、信頼を置かれる人物だった。しかし彼には他の医療施設での殺人が疑われていた。

複数の病院で患者を殺害していた看護師。追跡を続けていた警察関係者と、何かがおかしいと思い始めていた関係者のインタビューがまとまっている。
こうやって見てみると、犯人はもちろん悪いんですが、当たり前のように隠蔽し続けた病院はなんなんだ……という気持ちが強い。おかしいと思っていた人たちがたくさんいて、警察も捜査しているのに、自分たちの利益だけを優先させた人たちがいるわけで、多分他にもいっぱい隠蔽しているんだろうなあと思わずにはいられない。
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ある日恋人がスマホを落としてしまった麻美。拾った人物がいて、無事にスマホが戻ってくるものの、それから麻美の周りで奇妙な出来事が起き始める。その頃、世間では若い女性が被害者となる連続殺人事件が発覚していた。

先に韓国リメイク版を見てしまいましたが、映画としてはこちらが先ですね。こうして見ると韓国版は上手にリメイクしてあるなあと思いました。こちらはこちらで、ちゃんとあっと驚く結末になっていて面白い。
スマホを落としたことで個人情報を手繰り寄せられ、なりすましやコラ画像などの被害に遭っていく麻美。ストーカーが少しずつ悪化して追い詰められていく展開が、すごくいや。デジタルタトゥーが残ったりなりすましされて人間関係が壊れると人生がめちゃくちゃになるってわかる。
その状況で、麻美が実は……というのが上手かったなあ。できちゃうんだよな、人との接点が薄いと。すべての出来事がそうやって「個人情報」というテーマに紐づけられていて面白かった。
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すべての事件を完璧なDNA鑑定で解決することを目指す日本。プラチナデータと呼ばれる国民のDNAデータを用いた捜査システムの開発者である神楽龍平は、ある日システムのプログラマーであった兄弟を殺害した容疑者と鑑定されてしまう。冤罪で追われることになった神楽だが、このシステムには「モーグル」なる真のプログラムがあると知る。

じりじり追い詰められていくようなストーリーの多い東野圭吾作品ですが、これは思いがけずライトでおしゃれな画面だな。「秘密」に画面の印象が似ている。
それはともかく。
遺伝子情報が重んじられるようになった現代日本。犯罪者を取り逃すことのないシステムに信頼を置く開発者の神楽と、そんなシステムにずっと疑問を抱いて信用しきれずにいる警部補の浅間。人のすべての情報が詰まっているというDNAに、本当にすべてを解き明かすことができるのか? というテーマ。
冒頭から「このシステムがあると揉み消せるものももみ消せなくなるのでは……?」と疑いを抱きましたが、そういうことですね。えらい人たちやその関係者が罪を犯さないなんてことはないんですよね。なのでこれを見て「フィクションでもそうなるんかい!」と奇妙な怒りを感じてしまい……はい……。
真犯人の無茶苦茶な主張とか、原作はどうなっているんだろうと気になったのでそのうち読みたい。
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幼い姉弟という二人の子どもを育てる母親は、不仲だった夫と別れ、シングルマザーとして生きていかねばならなくなった。幼子を抱えた生活は苦しく、やがて水商売を始めるが、次第に子どもたちを省みることができなくなり……。

児童虐待と、シングルマザーと、貧困を描いた映像作品。ただ日常を切り取っただけの淡々とした映像ですが、人が生きること、日々一部分を強調されて報道される児童虐待や育児放棄の苦しさがただただそのままそこにあって、きつい。この国のどこかで起きていることを遠くから見せられているだけの気がしてきて、ただ食いつなぐ子どもが何を思っているのか、無残な状況でも帰宅した母親にまとわりつく無邪気さに、息を飲むしかできなくて、本当に辛かった。
しかしラストシーン。部屋を片付け、子どもたちを片付けたのは、多分いま妊娠していて姉弟のことを思い出したから帰ってきたんだよね……とか、結局自分で流産を選ぶのか、とか、ここが一番考えるところが多くてきつかった。
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ある日白い犬を助けたのび太とドラえもん。春休みをきっかけにジャイアン、スネ夫、しずかちゃんも交えて未開の地を探検することにしたのび太たちは、ペコと名付けた犬が興味を示したジャングルの奥地へ向かうことに。そこには実は犬の王国バウワンコ王国があり、ペコはその国クンタック王子だった。平和な国を取り戻すため、ペコはのび太たちに助けを求めて……。

やっぱりドラえもんはすごいんだぜ、という最後の戦いよ。この発想、ドラえもんだからだよなあ。すごいわあ。
長編の面白いところは、冒険のわくわく感、自分たちで工夫していく面白み、普段なら出会うことのない大きな敵との戦い、友達とのすれ違いに手酷い失敗、それらを解決するために勇気を振り絞る展開だと思います。失敗をなんとかしようと努力する展開は、結構見ていてきついものがあるけれど、この心のもやもやに立ち向かうのがいいんだよ!
というわけで、ジャイアンが立ち上がるところ、すごくよかったなあ。
「髑髏島」
未確認生物を探して南太平洋へと船を出した冒険家たちは、ある日漂着した少女を助けたことで謎めいた島の存在を知る。その島にたどり着いたマイクとチャーリーは独自の生態系とその過酷さに直面することに……。

話的にキングコングか? と思っていたら、その外伝的エピソードですかね?
コングが生き、巨大な動植物が存在する髑髏島。そこに迷い込む冒険者たちという侵略者。そう、がっつり島の平穏を乱す不届きものなんだよなあ人間って……。
物語もキャラクターのビジュアルもなんとなく有名なあの会社の作品を意識している印象なので、「キングコング」がリアルタイムでない世代の入り口としては入りやすいものなのかなと思いました。
そしてコング、やっぱりいいやつなんだよな……。ほろりとしてしまった。
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Author:月子
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