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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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魔女はすべてを覚えている。
ひとの子がすべてを忘れても。どこか遠い空の彼方へ、魂が去って行こうとも。
そして地上で魔女たちは、懐かしい夢を見る。記憶を抱いて、生きてゆく。

その街は古い港町。
桜の花びらが舞う季節に、若い魔女の娘が帰ってきた。
赤毛の長い髪をなびかせ、かたわらに金色の瞳をした使い魔の黒猫を連れて。
名前は、七竈・マリー・七瀬。
目指すは、ひとの子たちが「魔女の家」と呼ぶ、銀髪の美しい魔女二コラのカフェバー。

懸命に生きて、死んでゆくひとの子と、長い時を生きる魔女たちの出会いと別れの物語。(Amazonより)

不思議な力を操り、成長がゆっくりな魔女たち。ある日、古い港街に若い魔女・七瀬がやってきた。遠い昔の約束を守り、同胞の昔話を聞き、人と出会い、人でないものとも出会い……。死は終わりではなく、覚えてくれる存在がどこかにいるという祈りのようなものを感じる作品。
人でないものの思いにどうしようもなく泣けてしまうのは、傲慢だとは思うんだけれど。人間という存在がそこまで思ってもらえるものであったらと考えずにはいられない。けれどそれすらも肯定してくれる善性に溢れた人たちも登場する一冊でした。
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Author:月子
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