読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

誇り高く戦い、そして死ぬ。
それが我らのさだめ。生への執着など、とうの昔に、はるか彼方に置いてきた。
……そう思っていた。そう信じていた。
だが戦場へ臨み、潰され、壊され、朽ちることを良しとする〈シリン〉達の姿は、「エイティシックス」である彼らの目指す生き方が、只の狂気であると蔑む。
生きる意味とは何か。苦悩するシン。
シンを理解しようと心を砕くレーナ。
だがその想いは不格好にすれ違ったまま――連合王国の命運をかけた「竜牙大山攻略作戦」の火蓋が、無情にも切って落とされる……!
『連合王国編』完結のEp.6!
戦わねば、生き残れない。
だが戦えば生きられるわけでは、ない。(カバーより)
戦いを経て、ようやく新しい世界に一歩踏み出した、そんな第6巻。
ぐっときたのはグレーテがレーナにかける言葉。青少年に戦争をさせているいまの状況がおかしい、という普通の大人らしい言葉。けれど彼らを頼らざるを得ないんだよな……切ない……苦しい……と思って。けれど常識が残っている人って脱落しそうでこわい。生きて。
レーナとシンも自分たちの進む方向を決めたようで何より。「わかりあえない、それでも」と思いながら、一緒に生きていこうと努力するのが人間だと思うんだ。
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