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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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ドラえもんのひみつ道具を使って絵本の世界で遊んでいたのび太たち。だがひょんなことからしずかちゃんだけが「シンドバッドの冒険」の世界に取り残されてしまい、散らかした本を片付けていなかったせいで処分されてしまった。助けに行けないと落胆するのび太たちだが、アラビアンナイトの世界が一部現実を反映していることから、可能性を求めて過去のアラビアに向かう。果たしてしずかちゃんを助けることはできるのか。

本を処分するってひどくない!? が最初の感想でした。多分これいまだと描写しないよね……?
調べていたら、そういえばこの作品が初めて四次元ポケットが使えない状況だったのか。何故か結構使えなくてどうしようという状況に陥るような気がしていたので意外だったな。
子ども向けの作品で奴隷になるって危機的展開ながら結構登場するように思うんですが、描写のバランスが難しそうだなあと思って見ていました。リアルに寄せるときつくなるし、かといって甘くするとはらはらできないし。
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すべての戦いが終わり、役目を終えて去りゆく者と、未来に向かって歩みを進める者、それぞれの道を選んだ七つの大罪たちと王女エリザベス。国王即位を打診されたメリオダスは、その前にエリザベスと新婚旅行に出かけていた。各地を巡る旅の最中、同じく新婚旅行中の弟ゼルドリスとゲルダと遭遇した二人は、不穏な気配を察知して動き出す。この戦いは、人と人ならざるものの時代の終わりと、混沌の始まりを告げる物語。

本編後の物語として、ようやく幸せになろうとする恋人たちと、すれ違い続けた兄弟の共闘と、これまで作品を見守ってきたファンにサービスするような劇場版。そうなんだよ、劇場版というのは「これが見たい!」となんとか叶えてくれるやつであってほしいんだよ!!
メリオダスとエリザベスが安定の夫婦感を見せる一方、恋人らしいいちゃいちゃを見せてくれるゼルドリスとゲルダににやにやしてしまった。ゲルダに弱いゼルドリス、めちゃくちゃいい。撫でられているところでにまにましちゃった。
ディアンヌとキングも結婚式を挙げましたが、意外だったのがバンとエレイン。二人とも人間の誓いごっこはお好みじゃないそうですが、バンはエレインをめちゃくちゃ着飾らせて可愛がってあげてくれよ!!! とちょっと思っちゃった。
そうした本編の色々にけりをつけ、続編の伏線となる作品。とにかくゼルドリスが可愛くて楽しかった。
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ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて…と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになってしまった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き…!? 平安後宮お仕事ミステリー。
いきおくれ女子・伊子が後宮の事件を次々に解決!?(裏表紙より)

かつていきおくれと言われていた平安女子がいましたが、それを上回るいきおくれ年齢の伊子が主人公。左大臣家の姫として、女主人として家を取り仕切り、それなりに世間にすれた彼女が、過去の恋人やら力関係の微妙な後宮をしたたかに渡って行く。
「おばさん」と言われることがもしかしたらいまよりもめちゃくちゃ腹が立つような時代なので、侮辱として登場するのがなんともおかしい。こうした作品を読む読者は多分、歳をとるってそう悪いことでもないんだよなーという時代と世代の人間じゃないのかなと思うので。少なくとも私はそうだ。
面白いのが、この時代ならではの恋愛と、それに絡めた登場人物。元彼と協力して捜査するってだいぶ複雑だと思うんですが、互いに歳をとってわかることもある描写が味わい深い。
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ソルヴェール国で豊穣を祈るミモザ祭りを開催。準備に追われる未来の女王レティーツィアの元には、各国の貴賓が集い、彼女の騎士達も大忙しだ。一方、没落貴族のメルディは、レティの元婚約者が謎の死を遂げた過去の事件を調べ直していた。しかしその最中命を狙われ、瀕死の重傷を負ってしまう! メルディが命懸けで辿り着いた真相——それを知ったとき、レティは……!?(裏表紙より)

ナイツオブラウンドにメルディが軍師として加わるまでの話と見るなら、前巻の「二人の軍師」と合わせて読むべし、なシリーズ第11巻です。
登場人物がめちゃくちゃ多くなっているんですが、レティが常にそれを采配している展開はお見事。大きく事件は動いていないのにとにかく仕事をしまくっているだけで読ませるのは、女王となるレティーツィアの魅力でしょうか。
なので改めて、他の騎士たちがレティの仕事を割り振られてもしっかりこなしている(特に机仕事関係)はおおっと思いました。ちょっとずつ頼り頼られることに慣れてきたらいいなあ。
前巻で、軍師は非常な決断が下せるかどうか、という話がありましたが、最後の最後に決断して、涙を流しながらそれを背負うと決めたメルディにはぐっときました。
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老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ——。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。(裏表紙より)

施設に入った祖父の家を片付け始めた尊は奇妙な感覚に襲われる。古い蔵にそれを見出した尊は、やがてそこに少女を監禁する誘惑に取り憑かれ……。「鎖された赤」
老老詐欺グループを仕切る光代は、脅迫状の要求を飲むために金を用立てようとする。じきに春がくるその季節のこと。「偽りの春」
入院した母に親切にしてくれた看護師とほのかに思い合う翔吾。だが前科者の自分にはふさわしくないと、彼女が求める薔薇を盗んで姿を消す。再び罪を犯して償った後、彼が見たのは、その薔薇で名を売った彼女の姿。「名前のない薔薇」
学費のために身を削る美穂は、ピンクサロンで働いていたところを友人の夏希に目撃されてしまう。それをきっかけに裕福な彼女の申し出を受けて同居を始めるが、美穂は常に夏希に支配されているように感じ、限界を迎えつつあった。「見知らぬ親友」
落ち目の女性声優を殺した罪で被疑者となった人気漫画家の高木カギ。かつて大学教授だった父親が教子を殺した過去を持つ高木は、ある目的のためにこの逮捕を企てていた。「サロメの遺言」
嫌な気持ちになったり、そうだったらどんなにいいかという希望のあるラストだったり、警察の問題にちょっと足を突っ込む内容だったり、という連作ミステリ。面白いんだよなあ、これが。
連作だけれど主人公は犯人側で、通して登場する交番のおまわりさんの狩野のことは、ちらちらとしか出てこないけれど、この人がまあいい味を出していること! 過去の出来事も含めてもっとよく知りたいと思わせる人ですね。シリーズの長編作品が出ているので是非読みたい。
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書店大賞授賞式の当日、成風堂書店に勤める杏子と多絵のもとを福岡の書店員・花乃が訪ねてくる。「書店の謎を解く名探偵」に、書店大賞事務局に届いた不審なFAXの謎を解いてほしいというのだ。同じ頃、出版社・明林書房の新人営業マンである智紀にも事務局長から同様の相談が持ち込まれる。授賞式まであと数時間、無事に幕は上がるのか?! 本格書店ミステリ、シリーズ第四弾!(裏表紙より)

成風堂書店の二人と、営業たちと、シリーズの主人公たちが邂逅する一作。このときを待っていた! という本編第4巻ですね。
テーマは本屋大賞。作家さんが、書店員の側として、本屋大賞ならぬ書店大賞にまつわる謎と事件を解く。元書店員だという大崎さんの気持ちと、それよりももっと根本的な、本を愛すること、それを守りたい人たちの存在を感じて、後半はめちゃくちゃ泣いた。
犯人が、書店とも本とも関係のない悪党だったのもよかったと思います。思い入れがないからこういうことができる、っていう。だから思い入れがある、けれど裏切られた気持ちがあって別の仕事をやっている覆面作家のあの人の存在が際立っているように思えます。
本当にすごく素敵な人たちがたくさん登場する作品だったなあとしみじみ思いました。私も頑張ろう。
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唯一女王の服を縫う事が許される“王宮裁縫師”に憧れるレリン。だが展覧会で、作品を酷評されてしまう。実力派の青年裁縫師・ドランが協力を申し出てくれるが、両想いだったはずの騎士・フォルスとすれ違いが…!? フォルスとレリンのある週末を描く、書きおろし電子特典『物語よりずっと幸せなこと』収録。さらにドレス制作の秘話を含む、豪華イラスト特典付き。(Amazonより)

養家に虐げられていたものの、ようやく救い出されて、次なる一歩を踏み出すことになったレリン。王宮裁縫師になると決めたものの、現在その地位にあるマダムから容赦のない「否」を突きつけられて思い悩む。
「その人のためのドレス」を作る職人ものとして読むと、頑張る主人公がいじらしく一生懸命で、それとなく周りが見てくれていたり助けてくれていたりするところが温かい気持ちになれてよかったなあ。なんとかドレスを仕立て上げていくところ、じわっと感動した。
それだけにフォルスはもうちょっとしっかり支えてあげてよ! という気がしないでもなく。裁縫に関してはドランの方が優位なだけに頑張ってほしい!
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いまだ人と、ひとならざるものの世界が分かたれてはいなかった、古の時代。魔神族の暗躍から王国を救った七つの大罪と王女エリザベスは、国王の生誕祭を祝うための食材集めに走り回っていた。だがメリオダスとホークが偶然天空の世界に転移したことで、一行は天翼人と魔神族の黒の六騎士との戦いに身を投じることになる。

本編とはちょっと違う設定の番外編的な位置づけかな? メリオダスとエリザベスがいて、そのそっくりさんがいたら、三千年前の聖戦を思い出さないはずがないもんね。本編が悲劇の恋人たちやすれ違った兄弟の話でもあるシリーズなので、公開時期的にその設定が生かし切れないであろうこの劇場版はちょっとパワーダウンさせられてしまっている印象。
七つの大罪はアニメと変わらずかっこいいし、戦闘シーンもいいんだけれど、惜しい……。
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リオネス王国の聖騎士たちの横暴とそれを主導していた聖騎士長ヘンドリクセンの魔人族復活を阻止したメリオダスたち七つの大罪と第三王女エリザベス。しかし平和な時間はそう長くは続かず、魔人王の近衛部隊である魔人族・十戒の者たちが目醒める。バンの離脱を始め仲間同士が思いをぶつけ合い、ついに七つの大罪最後の一人も合流し、仲間たちは絆を深めていく……このすべての戦いの始まりは三千年前、とある種族違いの恋人たちの運命とともにあった。

第1期の後、少し間が空いたり、放送時間や局が変わったりして、最後まで追いかけられていなかったやつ。第2期から最後まで一気に視聴しました。
本当に! 最高のファンタジーでした! ここまでど直球にファンタジーをやってくれるとは思わなかった。まさしく「これはいまだ人と人ならざるものの世界が分かたれていなかった古の物語」でした。神と魔と妖精と巨人と人と、その世界が区切りをつけ、次の世界が始まるための物語。
一人ひとりのエピソードが濃すぎてびっくりする。別のメインキャラクターに焦点を当てたらそれだけでちゃんと物語が出来上がるようになっているのがすごい。さらにすごいのは、メリオダスがそれを尊重して、ぶつかるときにはぶつかり、可能な限りは手助けしたり応援したりするところ。譲れないものは譲れないと戦えるところにぐっとくる。
めちゃくちゃすごいのはバンで、いやもうなんなんだよあの献身の塊は!! めちゃくちゃ泣いた。たった一人の愛した女のために不死を生きて、仲間たちと決別もして、けれど大事なときは絶対にそれを選べるやつ。恩人のために煉獄という時間の流れが違う場所で何百年と過ごして、とんでもない力を身につけて、その果てに愛する女を救っちゃうやつ。聖人か……?
情報をまったく入れていなかったのでもう一つめちゃくちゃ泣いたのはメリオダスとエリザベスの運命でした。なんなんだよそれ。永遠に別れ続ける恋人同士とか泣いちゃうだろ!! 最後まで見た後つい第1期第1話に戻っちゃったよ。エリザベスが必死になって七つの大罪を探しに来たときに、メリオダスはもう助けるって決めていたんだろうなあ……。何を思っていたか想像すると泣いちゃう。何度も出会って見送って、それでも出会ってしまう喜びと痛みが……もう……。
上記のエピソードを表現した第4期前期OPの「光あれ」、めちゃくちゃいい曲に最高の歌詞に素晴らしい歌声で。歌詞読んですごく泣いた。メリオダスとエリザベス、登場する他の恋人たちやきょうだいたちのことだよなあ……。
本当に素晴らしい大作ファンタジーでした。これで続編シリーズに触れる下地は作ったぞ!
「Gen Hoshino Concert Recollections 2015-2023」
星野源が2015年から2023年に開催したライブ・ツアーから厳選した楽曲をひとつの作品としてまとめたライブ映像集。

心が弾む、ついつい踊りたくなる曲ばかりなので、何も考えていないときに流していると勝手に作業が進むようになるので誠にありがたい。
しかしこういうライブだったりドラマだったりを見ていると、この人は本当にエッセイの中でお腹痛いとか書いていた人なんだろうかと疑わしく思ってしまうな……。なんなんだよこの度胸。その爽やかさ。
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Author:月子
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