読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
2024年に読んだ本(今年発刊のみにあらず)の中で、個人的にヒットしたものを適当にあげる、一年の総まとめの記事です。
読了したのは211冊。
たくさん読めるって言ったのはどこのどいつだ?
蔵書を整理する関係で再読が多かったのが今年の特徴でしょうか。しかも中途半端に買っているコミック(しかも長い)ばかりだったせいで最後まで読みたい病に罹っていてどうしてくれよう。
田中メカ『朝まで待てません!』

完結おめでとうございました!
田中メカさんの作品は大団円で、その後のエピローグも幸せで大好きだ。
迂闊『のみじょし』

お酒大好き! な仲良し三人組の飲みとご飯の四コマ。
夜中に読むと大変なことになってしまうくらい、何か食べたくなる作品。
ヤマシタトモコ『ほんとうのことは誰にも言いたくない』

これまでの作品について語るインタビュー本。ものすごく読み応えがありました。
「わかりあえない。それでも」という思いを私も持っていきたいと感じた一冊。
おまけで映画。
「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」

あの頃の私が昇天した映画でした。
「映画プリキュアオールスターズF」

「美少女戦士セーラームーン」の第五部を思わせる作品を私が好きにならないはずがなかった。
「トゥルーマン・ショー」

箱庭世界のグロテスクさがあるのに美しい。
「ホリデイ」

最高のハッピーで楽しかった。
「ヒア アフター」

運命の巡り合わせがしみじみと染みる。
読了したのは211冊。
たくさん読めるって言ったのはどこのどいつだ?
蔵書を整理する関係で再読が多かったのが今年の特徴でしょうか。しかも中途半端に買っているコミック(しかも長い)ばかりだったせいで最後まで読みたい病に罹っていてどうしてくれよう。
田中メカ『朝まで待てません!』

完結おめでとうございました!
田中メカさんの作品は大団円で、その後のエピローグも幸せで大好きだ。
迂闊『のみじょし』

お酒大好き! な仲良し三人組の飲みとご飯の四コマ。
夜中に読むと大変なことになってしまうくらい、何か食べたくなる作品。
ヤマシタトモコ『ほんとうのことは誰にも言いたくない』

これまでの作品について語るインタビュー本。ものすごく読み応えがありました。
「わかりあえない。それでも」という思いを私も持っていきたいと感じた一冊。
おまけで映画。
「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」

あの頃の私が昇天した映画でした。
「映画プリキュアオールスターズF」

「美少女戦士セーラームーン」の第五部を思わせる作品を私が好きにならないはずがなかった。
「トゥルーマン・ショー」

箱庭世界のグロテスクさがあるのに美しい。
「ホリデイ」

最高のハッピーで楽しかった。
「ヒア アフター」

運命の巡り合わせがしみじみと染みる。
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日々、お役目を真面目にこなしている聖女ルーナ。彼女の日常は、一度も失敗したことがない国を守る結界が張れなかったことで一変した。婚約者の第一王子に、偽聖女だと咎められ、婚約破棄を突き付けられたうえに、魔物がひしめく魔の森へと飛ばされてしまったのだ! 当然のように魔物に襲われ、死を覚悟したその瞬間、第二王子ラゼットに救われて――。王宮で散々な扱いを受けたときも、命の危機にも駆けつけてくれるあなたがいるから、くじけないでいられる。
明かせなかった恋心が花開く追放聖女のラブファンタジー。(裏表紙より)
平民ながら聖女の証が出現したせいで聖女になったルーナ。聖女だからと公爵家の養子となり、第一王子と婚約しているものの、婚約者からは疎んじられ、彼と恋仲の義妹には悪評を吹聴され、身を守るために訂正することもできず虐げられるままになっている。けれどその能力は間違いなく本物だった。
阿呆の第一王子と自己評価高すぎの馬鹿令嬢に何もかも奪われた、ように見えながら、何一つ損なわれなかった自分自身と、それを助けてくれる第二王子とその仲間たちとともに聖女の仕事でやり返す。
ルーナとラゼット、とても可愛らしい。白と黒かあ、お似合いだなあ。市井出身だからか根っこがたくましいルーナ、悪し様に言われて俯くしかないラゼットを庇うところが、幼なじみの男の子を庇う気の強い女の子という関係性っぽくて微笑ましかった。でも大事なところではちゃんと有能かつ強いラゼットがいいんだよねえ。
今回も敵役が大変な阿呆で面白かった。その自信はどこから……? という無能さよ。しかし一番許せないのは状況を把握できていなかった王家と養家の公爵家だよな。ルーナが死んだら国防に影響が出ていたかもしれないのに。

社交界で燦然と輝いていた公爵令嬢リディアナの世界は、男爵令嬢に騙された愚かな令嬢と知れ渡った日から一変した。婚約は破棄され、国内での立場は地に堕ち、隣国へ逃げるように遊学することになってしまった。それもこれも、すべては自分のせいだと受け入れていたけれど……。商人のふりをしている騎士アレクサンダーに出会ったことで、彼女の運命は動き出し!? どんな姿の時でも助けてくれるあなたに、惹かれずにはいられないの。この恋が叶うなんて思えないのに——。
苦しい恋で輝く令嬢の純愛ラブファンタジー。(裏表紙より)
平民出身の男爵令嬢の言葉を鵜呑みにして、ある令嬢へのいじめを先導し、真相が明らかになった後は「公爵令嬢であるにもかかわらず騙され利用された愚かな娘」とされ、婚約は破棄し、他国へ逃げるように遊学に出たリディアナが、過去を省みつつ、彼女らしさを損なわないまま新しい出会いを得る話。
めちゃくちゃリディアナがいい子! どうしてマリーナなんかの言いなりになったのかという理由が明らかになっていたり、フィオーリをいじめた行動力や強さを今度は正しい形で使えたりと、ちゃんと救済される話になっていてよかったなあ。
しかし敵役がちょっと……思い込みが激しい男性(親は止めたり止めなかったり)と、悋気の強い女性(嫉妬のあまりヤバい組織に手を貸す)って、書き出してみるとやっぱり相当アレだな……。話が通じない人が心底怖いと最近思っているので、ジェレミィはともかくイグナルトが本当に怖かった。
リディアナのことだろうから、アレクと結婚するとなったときはフィオーリやアドニスにちゃんと報告して許可をもらうのかなあとか、一度帰国したときに色々ありそうだなあ、などと考えました。でもきっと幸せになれると思う。

「一度、一緒に王都へ行かないか」
王城の侍女見習いから竜が集まる辺境伯領の侍女になったメリッサ。彼女は辺境伯領では、元竜騎士隊長の辺境伯ヒューバードの婚約者として扱われるようになったものの、国には認められていなかった。そこで、彼と正式に婚約するため、王都へ旅立つことに。両親へ挨拶をすませ、国に婚約を認めてもらうだけの帰郷。それだけのはずが、思わぬ事態に巻き込まれて——。どんなことが起こっても、ずっとヒューバード様と竜達と一緒に過ごすために、頑張らせていただきます!
堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジー第3弾!!(裏表紙より)
当人同士は両思いなれど、重要な存在である竜が集まる辺境伯であるヒューバートと青の竜の養い親のメリッサの結婚は、一つの国事。そんなわけで国の承認を得よう、メリッサの里帰りにもなる、と王都行きが決まったものの、子ども同然の青がそう簡単に納得するはずはない。
青の幼竜らしい駄々っ子感と聞き分けの良さ、その後の展開に至るまで、可愛いなあ、そうだよなあ子どもだし竜だし思いがけないことをするよなあ、と思った第3巻。
竜と辺境伯家、隣り合う他国やその他の竜への認識など、人と竜の付き合い方が描かれていたような印象。恋愛方面の進展はさほどないものの、やっぱり「お嬢さんをください」的なやつはにやにやしちゃうし、強力な後ろ盾の養子になる展開もやっぱり好きですね!

ある事情から伯爵令嬢アマリアの身代わりとして、他国の大学を受験したユーネ。無事に首席合格したものの、なぜかトゼ公爵であるセヴェステルに付きまとわれて!? 目立たず学業に邁進したいのに、「彼女は自分に惚れている!」と思い込んだ彼は斜め上の超ポジティブ思考でグイグイ迫ってくる。そのせいで周囲の令嬢たちから妬まれて、嫌がらせをされるはめに。圧が強くてうっとうしい彼から逃げたいユーネだが、甘く熱い想いに翻弄されて……。(裏表紙より)
まったく人の話を聞いてくれないトンチキヒーロー、ただただ怖い。
読むと他人事なのでうわあと思いながら距離を取れるんですが、当事者だったら怖いよなあと思ってました。自己肯定感が高いとは言っても、まったく人の話を聞いていない、「嫌だ」という言葉を「僕を思ってのことだね!」と曲解するなど、話が通じない恐怖。ユーネ自身は途中から好意を持っているように描かれていくんですが、無理やりそう思うように言い聞かせているように感じて……いや本人たちが問題ないならいいんですけど……その状態で体の関係があるのはひたすら怖いと思うんだよな……。ソーニャ文庫だとこういうヒーローもありなのか。
特殊な設定としては、女性も学位を持つことがステータスであるということと、蒸気機関車が存在しているような時代設定なので避妊具が存在すること。事後の風景を思うとだいぶシュールだなと思ったこともあり、珍しいものを読んだと思いました。

歌が好きでネット上で歌い手として活動していた清瀬明良は、友人の思いを受けて芸能事務所sMiLeaプロダクションに所属し、似た境遇の直江万里、五十鈴川千紘とともにアイドルグループとしてのデビューを目指す。事務所には「LEGIT」「JAXX/JAXX」という先輩グループが所属し、事務所社長たちもまた同じ元アイドル。それぞれの思いを胸にステージに立ち、ファンに向き合う彼らの多次元音楽プロジェクトのアニメーション作品。
新人アイドルグループ、ダンスヴォーカルグループ、バンドアイドルグループ、そして彼らを育てる元伝説のアイドル、と可愛い、かっこいい、元気で明るいなど多種多様な少年青年男性たちが登場する作品。当たり前だけどみんな顔がよくて歌が上手いんだよなあ。
メインはデビューを目指すPROTOSTARの三人。歌い手からアイドルへ、という初めての世界に飛び込む彼らの努力や、絆を深めるストーリーが、お約束なんだけれど見守りたくなる一生懸命さに満ちていて微笑ましかった。
「トークサバイバー!」シーズン3
ドラマと並行して大喜利やエピソードトークを要求され、一番面白くないと判断された参加者は降板させられる、トークが面白いと生き残れるドラマ。今度の舞台はヤクザ!?
だいぶ壮大な話で終わったぞ! しかしストーリーがまったく頭に入ってこないぞ!! なバラエティ番組。やっぱりいちいち立会人のツッコミが面白い。
シーズン3は威嚇するような大声で相手を褒めるお題が面白かった。平和……絵面は凶悪だけど……。あと大御所ゲストを巻き込むのはずるい。笑うしかない。
ドラマと並行して大喜利やエピソードトークを要求され、一番面白くないと判断された参加者は降板させられる、トークが面白いと生き残れるドラマ。今度の舞台はヤクザ!?
だいぶ壮大な話で終わったぞ! しかしストーリーがまったく頭に入ってこないぞ!! なバラエティ番組。やっぱりいちいち立会人のツッコミが面白い。
シーズン3は威嚇するような大声で相手を褒めるお題が面白かった。平和……絵面は凶悪だけど……。あと大御所ゲストを巻き込むのはずるい。笑うしかない。

ヤクザの孫娘である一咲には幼い頃からお目付役として若頭の啓弥がついている。自分の素性を知られていない高校に進学し、今度こそ普通の生活を、と意気込む一咲だが、なんと年齢を誤魔化した啓弥も同級生として入学してくる。隠してはいるけれど幼い頃から啓弥を思っていた一咲と、一般人の感覚を持っていない啓弥の、簡単にはいかない高校生活が始まった。
美少女で礼儀正しいけれどヤクザの孫だからと周囲から距離を置かれていた一咲と、彼女を守るお目付役の狂犬のラブコメ。
だいぶ可愛らしい一咲と、忠実だけれど無茶苦茶なところがあり、注意(しつけ)をしなければならない啓弥という関係性に読者の夢が詰まっているなあと思いながら見てました。年上の、だいぶ危ない、けれど大事にしてくれる男を従えたい願望というか。
個人的に啓弥が例に漏れずクズ男なのがウケてました。若頭だし、大人だもんな。

「宇宙ゾンビ現る」「断ち話」「僕と僕との往復書簡」「短いこばなし」「二人の銀座コレクション」「百文字こばなし」「ぬけぬけと噓かるた」「くらしの七福神」「第二成人式」「覚えてはいけない国語」「SF素晴らしき新世界」「新生物カジャラの歴史と生態」「落花8分19秒」「砂場の少年について」ほか、小林賢太郎の創作・全26篇。(文庫改訂版)(Amazonより)
短篇集となってますが、しっかりお話もあれば、ツイッター投稿みたいな短文をまとめたものもあり、キャラクター同士を会話させる解説ページみたいなものもあり、物語や表現の幅が広くてとても面白かった。
ブラックジョーク的なネタが多くて、個人的にカジャラにまつわる二本が、一つはほのぼの、もう一つは真面目な感じにしながら、実際書かれていることはだいぶ薄気味悪くて怖くて面白かった。
最後に「落花8分19秒」「砂場の少年について」といういい話でまとめられているのがよかったなあ。
特に「落花8分19秒」。光度を観測しない謎の視力を持つために、8分19秒後に影が存在しないものは消滅あるいは死ぬとわかる能力を持つ主人公の話なんですが、こういう読後感の作品がすごく好きなんですよね。何かがほんの一瞬きらめいて終わるそれがすごくよかった。

「おまえを廃位する。しかるのち、極刑に処す」花婿である皇帝、雪峰から突きつけられた言葉は、幸せな結婚を夢見ていた美鳳の心を容赦なく引き裂いた。稀代の悪女と呼ばれる凶后の姪で、その寵愛を受けていたがゆえに、美鳳は婚礼の夜に起きた政変で断罪された。そして十年の歳月が流れ——新しく皇帝となった天凱は、廃妃となった美鳳が幽閉されている離宮を訪ねる。都で猛威をふるう鬼病を鎮めるため、彼女の身に宿る奇しき力が必要になったからだ。幼き頃、姉弟のように過ごした二人はふたたび邂逅し、美鳳はいまだ怨憎煮えたつ禁城に舞い戻ることになる…。(裏表紙より)
中華風後宮ものかと思って読み始めたら、それ以上に後宮ものだった。政変後の憎しみが未だ燻る真っ只なかに、断罪された当人が舞い戻るなんてどろどろしているどころか常に殺意を向けられているようなもの。しかも美鳳は特殊能力のせいで死ねず見た目は十六歳。稀なる力を操るというファンタジー要素も含め、特殊な用語が散りばめられていて、とても読み応えがあって楽しかった。中華風の描写が本当に巧みで読んでいてうっとりする。
美鳳と天凱は家系図的には叔母と甥の関係になるので、恋愛関係になるのは許されないという設定なので、この巻ではお互いに好意がありつつ上手いこと躱しているんですが、そのうちくっつくんだろうなあ……。そのまま憎まれ口を叩いたりお互いを味方と信じる男女バディであっても美味しいんだけどな……。
真の黒幕は逃亡してしまったので、この巻では事件の解決のみ。時間を止めてしまった美鳳の人生が、彼女自身で選びとったもので始まることを願います。