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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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女神の花嫁(中編) 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)
新しい世界を求めて、サルベーンとともに深い森に入っていったラクリゼ。しかし、ザカールの村以外は何も知らない彼女に行くあてがあるはずもなく、サルベーンの勧めにしたがってホルセーゼ傭兵団をめざすことになる。楽しく旅を続けていたのも束の間、お互いを強く思う気持ちが、次第に二人の間にすれ違いを生んでいく。そしてついにラクリゼは、サルベーンに別れを告げることになり——。(カバー折り返しより)

二人の別れと絆と蜜月、女神の呪詛とも思える祝福の巻。別れた後の再会、そこからの和解と蜜月、そしてラクリゼの選択が「うあああああ」という面白さですね! お互いを必要としているのにどうしてこうも試練が立ちふさがるのか。しかし一番「あがががが」となったのは、アリシアの生まれてくる子どもの名前でした……。
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THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」
直取引で営業するミシマ社が、全国365店の本屋さんの店員さんに一冊の本を紹介してもらう、という紹介本。
めっちゃぶあつい。めっちゃ重い。ぱっと見、デザインで洋書かなと思ってしまったかっこいい本です。全国の各地の大手書店から、本好きの人が好みそうな個人書店の方にも書いてもらっているのかな? 紹介されている本は、絵本、児童書、一般書と様々。自分の馴染みの本屋の店員さんが書いていたりして、なんだか身近に感じました。
今年読了した本は538冊。漫画287冊。小説190冊。エッセイ26冊。画集5冊。その他29冊。雑誌1冊。
雑誌は普段は数えていないんですが、今回は特別な雑誌(青LaLa)を買ったので記録してありました。
昨年は学業関係の本(その他)が多かったのですが、今年は小説と漫画の割合が変わりました。でも、あんまり本は読んでいないような一年だったんだけどなあ。もっと本を読みたいです。
というわけで、今年はまった本まとめ。


湊ようこ『たとえ許されない恋だとしても』
たとえ許されない恋だとしても (コバルト文庫)
私/俺が愛したのは、敵方の……という恋愛ファンタジー。かわいいし、かっこいいし、切ないしで、もう大好きだー!


石和仙衣『ギデオンの恋人』
ギデオンの恋人 (講談社X文庫―ホワイトハート)
わけがわからないくらい琴線に触れまくって泣いてしまった。素朴で素直で、とても素敵な物語でした。


箱知子『ラプンツェルと5人の王子~恋するグリム童話~』
ラプンツェルと5人の王子~恋するグリム童話~ (ウィングス・コミックス)
童話のお姫様王子様をモチーフにした連作短編。みんなかわいい! ファンタジーでおとぎ話で恋のお話が好きなので、すごくお気に入り。


『星海社カレンダー小説2012(下)』
星海社カレンダー小説2012(下) (星海社FICTIONS)
HERO『青春離婚』
青春離婚 (星海社COMICS)
紅玉いづきさんの「青春離婚」にずきゅんときたー!


おがきちか『Landreall』既刊21巻~
Landreaall 21巻 (ZERO-SUMコミックス)
今年いちばんどはまりした漫画。主人公DXのキャラがすきすき。


2012年はかなり環境が変わって、果たして本が読めるのかなと思っていたんですが、意外に読めて嬉しい。
最後に、現在の積ん読は287冊です! 来年はこれを崩していくよー。
やさぐれるには、まだ早い! (ダ・ヴィンチブックス)
フリーペーパー『L25』で連載されたエッセイに書き下ろしを加えたもの。ブログの日記を読んでいるみたいだ。愚痴は書かない、説教はしないと豊島さんが自分に課していたからか、穏やかな気持ちで読みました。自分の過去に思いを馳せたり、今の自分を探してみたり、迷っている感じが「あー……」という気分になってしまった。なんか分かるわーみたいに思うようになったのは、私が大人になったせいかな。
『底辺女子高生』みたいに突き刺さる感じはないけれど、あー……と言ってしまう、そんなエッセイだった。
本づくりの匠たち
本づくりに関わる現場を、ブックデザイナーの名久井直子さんが訪ねた取材集。表紙にあるように、活字鋳造、活版印刷、インキ製造、製本、スクリーン印刷、小口印刷、製函、古書修復、薄紙印刷、バーコ印刷、フレキソ印刷、天金加工、フロッキー加工と、それぞれの会社にいって取材してあります。写真も盛りだくさんで、これからどーじんしを作ろうとしている身としては、印刷ってこういうことをするのかーという参考になりました。
皆さん職人だなあ。特にインキや製本は熟練の技が必要なんだなと感じました。自分の感覚が大事というところが大きい気がする。もちろん、他の現場の方々もすごくて、機械が使えて便利な分、最後には人の目が必要なんだというところを感じました。
とても面白い本だった。
四次元温泉日記
温泉なんて家の風呂に入ればいいじゃないか、そもそも家の風呂も服を脱ぎ着するからなるべく入りたくないめんどくさい、という著者が、日本各地の温泉、しかも迷路的な作りの温泉宿に泊まり歩くエッセイ。
これ楽しそうだなあ! 迷路な宿を探検するのって面白そうだ。この本の表紙の写真からしてときめく。こんなところに泊まってみたい。すみません、私も温泉より建物が好きです。建物より温泉の方が読んでいて恐い。
おっさん三人旅も自由で楽しそうだ。確かに旅行ってみんな全員で動かなくちゃならないという意識があるけれど、後で合流したっていいよなあ(そういう空気があればだけど)。
キャッチコピー・タイトルのレイアウトくふう別グラフィックス
2011年6月発行。「かたむける」「はみだす」「てでかく」「うごかす」「かざる」「いろをかえる」「ちいさくする」「おおきさをかえる」という章わけで、ポスターや看板や広告といったものを紹介しています。
これすごく楽しかったー! キャッチコピーやタイトルもそうだし、デザインも面白い。工夫してあるなあ。すごくきらきら女の子っぽいファッションの広告と、元気がいい企業の広告と、雰囲気を伝えてくるエンターテイメント関連の広告と、色々見ることができて楽しかった。
女神の花嫁(前編) 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)
女神の定めにより、ザカールの長老の子は代々男児であるはず。だが、九九九番目の子として生まれたラクリゼはなぜか女だった。“呪われた子”だとして父親の愛も受けられず、男と偽わって育てられた彼女は、その苦しさを学問の習得や武術の鍛練にぶつける。そして彼女が十二歳になった年のある夜、一人の少年が結界を破り村を訪れた。少年の名はサルベーン。ラクリゼとの運命の出会いだった。(カバー折り返しより)

ラクリゼの過去編開始。謎めいた美女で女神の僕であるザカール族のラクリゼが、どうしてカリエの運命に関わるようになったのか。本編でのラクリゼが、めちゃめちゃ強くて、綺麗で優しい女の人なだけに、この女だとばれてはいけない、長老の子として立っていなければならないと、重圧に押しつぶさそうになっている彼女は、案外普通の人なのだなあと思いました。だからこそ、何度も傷ついて立ち上がってきた強い人になるんだろう。
サルベーンがここでも謎なので、まじうさんくせーと思う。ラクリゼは痛い目を見せられるんだろうか。心配。
白竜の花嫁 隻眼の黒竜と永遠を望むもの (一迅社文庫アイリス)
「君は——私に触れられるのがいやか?」
竜の“花嫁”として捧げられた山城国の姫、澄白とその夫となった白竜のシュトラール。奪われた始種の骨を取り返すため、黒竜の領地に向かった澄白たちは、略奪者たちが既に離反していたことを知る。その帰路、突如現われた隻眼の黒竜に澄白は攫われてしまい…。
孤高の竜と彼を伴侶に選んだ女性との出会いが、澄白に竜を愛すること、その《永久》となることを意識させて——。人気作第三弾!(裏表紙より)

澄白とシュトラールのいちゃらぶあり、竜同士の戦闘もりもり、異種婚ゆえの愛と別離の切なさありと、盛りだくさんな感でした。前半のにやにやにや具合からの、竜戦闘の熱さから、更に涙滂沱する展開への落差がやばかったです。
前半は、壁ドンごちそうさまでした。まごうことなき壁ドンでしたね! ゴルトの地での澄白とシュトラールの優しく穏やかな生活でにやにやしました。竜と戯れる美少女いいですねうふふ。竜たちがまたかわいいんだー。ヘルツの「いい息子」具合もよかった。いい子だなー。
大型異形バトルがたいへん盛りだくさんでとても嬉しかったです。そうだよ、怪獣のバトルってこうだよ! みたいな感じで鼻息が荒くなりました。飛行生物がくるくる戦っているシーンはロマンである。
もう一組の異種婚夫婦、沙久羅とアクダルの出会いは、澄白とシュトラールの関係に大きな影響を及ぼしたようで。沙久羅とアクダルは、本当に、やさしくかなしい二人だった……。竜と人を結びつける思いは、狂おしいほどの愛なのか、と思うと、ラストがもう胸に迫って。そこでめくった著者近影やめてー!! 涙が。
澄白の出身が分かりそうになったり、黒竜離反組がまだまだ謎が多そうだったり、続きを楽しみに待ちます。
今回特に旦那様の言動がたいへんときめきフル回転させてくれたんですが、中でも最大にもえたところがシュトラールのここ。

『私は止めない。アクダルが正しい』
「ですが……っ」
『私がアクダルの立場でも同じことをする』


冷徹っていいよね……と思った。
そして花嫁は恋を知る 黄金の都を受け継ぐ姫 (コバルト文庫)
軍事力によって拡大し続けるブラーナ帝国。皇帝とは誰よりも優れた軍人、つまり男子でなければならない。したがって皇帝の一人娘であるエウノミアを娶る人物が、次期皇帝になると思われていた。エウノミア自身もそう考えていたのだが——。戦争を終わらせたいという強い思いと、ある青年との出逢いが、彼女と帝国の歴史を変えてゆく。帝国史上の女皇帝となる少女の、運命の恋とは……!?(裏表紙より)

ブラーナ帝国の高名な女帝エウノミアの物語「黄金の都を受け継ぐ姫」と、エウノミアの父母の物語「緑の森からきた王女」の二編収録。そろそろ本気で歴史年表と世界地図が必要な感じになってきたぞ。
聡明なエウノミアと秀才で大学教授のリフィニクスの恋物語は、歴史に名を刻まれるとは思えないくらい普通で頭のいい女の子エウノミア。その父母、レオンとアマリエは政略結婚の身の上。政略結婚とは思えない相思相愛、でもまだ知り合って間もないゆえのすれ違いが、可愛らしくてにこにこしました。このシリーズはヒロインみんな頭がいい上に、他の人にも悪役はいても愚か者はいないので、もっと波瀾万丈してもいいのよ! と思ったりもします。でもこの安定好きです。絶対ハッピーエンドだから!
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Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
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