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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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ヨーロッパの古城と宮殿 (ビジュアル選書)
これはいいお城。内装はほとんどなくて、外観とか街の風景があったりだとかの写真。イギリス、フランス、ドイツ・オーストリア、イタリア、東・北欧・バルカン・イベリア半島の五つの区分で紹介。
お城はロマンだ。子どもの頃からの刷り込みのせいで、尖塔があるお城に心惹かれてきたけれど、最近は中世のごつごつしたお城っていいなあと思うようになりました。ビジュアル的にしゅっと綺麗な方がいいかなーと思って、なかなか石のお城のイメージを活用する機会がないんですけれども。階段を上らなくちゃいけないとか湖の上にあるとか、本当にヨーロッパのお城は素敵だ……。
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ニューヨークの高校生、マンガを描く――彼らの人生はどう変わったか
貧困層の子どもたちが多く通う高校の放課後活動「コミックブック・クラブ」で、高校生たちは日本のマンガを読み、愛し、自らも作品を創作することで、人生の新たな一歩を踏み出した。アメリカのティーンエイジャーはなぜ、日本のマンガに惹かれるのか。「クール・ジャパン」の底力はここにある!
「私たち教育に携わる者は、目の前にある機会をまっすぐ見つめなければならない」(著者)。
(カバー折り返しより)

アメリカの高校生の放課後活動について書かれたもの。「コミックブック・クラブ」の設立と、生徒たちの環境や描き出すものについて書かれています。日本のものが「クール・ジャパン」と受け取られる現象について興味があったので、高校生がマンガをどのように受け止めているのかというのはすごく面白かった。受け止めるだけではなくて、彼らなりに消化して作品を創っているところがすごい。日本とアメリカではやっぱり感覚が違うので、生徒の作品を読んで、マンガと一口に言っても違うものなんだなあ。
「あなたの物語は? 何について興味があるの?」と生徒ひとりひとりと向き合った、プロジェクトの大人たちに拍手。
和子の部屋 小説家のための人生相談
阿部和重が、角田光代、江國香織、川上未映子、金原ひとみ、朝吹真理子、綿矢りさ、加藤千恵&島本理生、川上弘美、桐野夏生とそれぞれ悩み相談という形で対談したものをまとめた一冊。
悩み相談が、いつの間にか元々の性格だとかその考えに至った原因だとか姿勢だとかいう話になって、最後には創作についてのお話になっていました。これは、物を書く人には面白いのではないのかなあ。作家さんが何を考えてものを作っているか、どういう葛藤があるのか、そういうものに触れられた気がする。皆さん根っからの作家なんだなあ。生きること全部が書くことに繋がっている……。
女神の花嫁(中編) 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)
新しい世界を求めて、サルベーンとともに深い森に入っていったラクリゼ。しかし、ザカールの村以外は何も知らない彼女に行くあてがあるはずもなく、サルベーンの勧めにしたがってホルセーゼ傭兵団をめざすことになる。楽しく旅を続けていたのも束の間、お互いを強く思う気持ちが、次第に二人の間にすれ違いを生んでいく。そしてついにラクリゼは、サルベーンに別れを告げることになり——。(カバー折り返しより)

二人の別れと絆と蜜月、女神の呪詛とも思える祝福の巻。別れた後の再会、そこからの和解と蜜月、そしてラクリゼの選択が「うあああああ」という面白さですね! お互いを必要としているのにどうしてこうも試練が立ちふさがるのか。しかし一番「あがががが」となったのは、アリシアの生まれてくる子どもの名前でした……。
THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」
直取引で営業するミシマ社が、全国365店の本屋さんの店員さんに一冊の本を紹介してもらう、という紹介本。
めっちゃぶあつい。めっちゃ重い。ぱっと見、デザインで洋書かなと思ってしまったかっこいい本です。全国の各地の大手書店から、本好きの人が好みそうな個人書店の方にも書いてもらっているのかな? 紹介されている本は、絵本、児童書、一般書と様々。自分の馴染みの本屋の店員さんが書いていたりして、なんだか身近に感じました。
今年読了した本は538冊。漫画287冊。小説190冊。エッセイ26冊。画集5冊。その他29冊。雑誌1冊。
雑誌は普段は数えていないんですが、今回は特別な雑誌(青LaLa)を買ったので記録してありました。
昨年は学業関係の本(その他)が多かったのですが、今年は小説と漫画の割合が変わりました。でも、あんまり本は読んでいないような一年だったんだけどなあ。もっと本を読みたいです。
というわけで、今年はまった本まとめ。


湊ようこ『たとえ許されない恋だとしても』
たとえ許されない恋だとしても (コバルト文庫)
私/俺が愛したのは、敵方の……という恋愛ファンタジー。かわいいし、かっこいいし、切ないしで、もう大好きだー!


石和仙衣『ギデオンの恋人』
ギデオンの恋人 (講談社X文庫―ホワイトハート)
わけがわからないくらい琴線に触れまくって泣いてしまった。素朴で素直で、とても素敵な物語でした。


箱知子『ラプンツェルと5人の王子~恋するグリム童話~』
ラプンツェルと5人の王子~恋するグリム童話~ (ウィングス・コミックス)
童話のお姫様王子様をモチーフにした連作短編。みんなかわいい! ファンタジーでおとぎ話で恋のお話が好きなので、すごくお気に入り。


『星海社カレンダー小説2012(下)』
星海社カレンダー小説2012(下) (星海社FICTIONS)
HERO『青春離婚』
青春離婚 (星海社COMICS)
紅玉いづきさんの「青春離婚」にずきゅんときたー!


おがきちか『Landreall』既刊21巻~
Landreaall 21巻 (ZERO-SUMコミックス)
今年いちばんどはまりした漫画。主人公DXのキャラがすきすき。


2012年はかなり環境が変わって、果たして本が読めるのかなと思っていたんですが、意外に読めて嬉しい。
最後に、現在の積ん読は287冊です! 来年はこれを崩していくよー。
やさぐれるには、まだ早い! (ダ・ヴィンチブックス)
フリーペーパー『L25』で連載されたエッセイに書き下ろしを加えたもの。ブログの日記を読んでいるみたいだ。愚痴は書かない、説教はしないと豊島さんが自分に課していたからか、穏やかな気持ちで読みました。自分の過去に思いを馳せたり、今の自分を探してみたり、迷っている感じが「あー……」という気分になってしまった。なんか分かるわーみたいに思うようになったのは、私が大人になったせいかな。
『底辺女子高生』みたいに突き刺さる感じはないけれど、あー……と言ってしまう、そんなエッセイだった。
本づくりの匠たち
本づくりに関わる現場を、ブックデザイナーの名久井直子さんが訪ねた取材集。表紙にあるように、活字鋳造、活版印刷、インキ製造、製本、スクリーン印刷、小口印刷、製函、古書修復、薄紙印刷、バーコ印刷、フレキソ印刷、天金加工、フロッキー加工と、それぞれの会社にいって取材してあります。写真も盛りだくさんで、これからどーじんしを作ろうとしている身としては、印刷ってこういうことをするのかーという参考になりました。
皆さん職人だなあ。特にインキや製本は熟練の技が必要なんだなと感じました。自分の感覚が大事というところが大きい気がする。もちろん、他の現場の方々もすごくて、機械が使えて便利な分、最後には人の目が必要なんだというところを感じました。
とても面白い本だった。
四次元温泉日記
温泉なんて家の風呂に入ればいいじゃないか、そもそも家の風呂も服を脱ぎ着するからなるべく入りたくないめんどくさい、という著者が、日本各地の温泉、しかも迷路的な作りの温泉宿に泊まり歩くエッセイ。
これ楽しそうだなあ! 迷路な宿を探検するのって面白そうだ。この本の表紙の写真からしてときめく。こんなところに泊まってみたい。すみません、私も温泉より建物が好きです。建物より温泉の方が読んでいて恐い。
おっさん三人旅も自由で楽しそうだ。確かに旅行ってみんな全員で動かなくちゃならないという意識があるけれど、後で合流したっていいよなあ(そういう空気があればだけど)。
キャッチコピー・タイトルのレイアウトくふう別グラフィックス
2011年6月発行。「かたむける」「はみだす」「てでかく」「うごかす」「かざる」「いろをかえる」「ちいさくする」「おおきさをかえる」という章わけで、ポスターや看板や広告といったものを紹介しています。
これすごく楽しかったー! キャッチコピーやタイトルもそうだし、デザインも面白い。工夫してあるなあ。すごくきらきら女の子っぽいファッションの広告と、元気がいい企業の広告と、雰囲気を伝えてくるエンターテイメント関連の広告と、色々見ることができて楽しかった。
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Author:月子
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