読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

「信仰の敵、生命の略奪者よ。神の御名において《聖なる下僕》となることを誓うか?」瀕死の状態で倒れていた、吸血鬼との《混ざりもの》の少女ツキシロ。不良神父ギブは彼女を助けるかわりに、強引に自分の下僕とする契約を結ぶ。主従生活を始める二人だが、意地悪なギブにツキシロはふりまわされっぱなし。さらに、彼女を襲う謎の吸血鬼の影が——!? 闇と宿命のヴァンパイア・エロティカ!! 〈第1回ビーンズ小説賞優秀賞受賞作〉(裏表紙より)
面白かった! 少女小説というより、ちょっと少年向けライトノベルのにおいがする印象でした。
宗教とヴァンパイアものですが、神様に対する考え方がすっきりきっぱりしているところがあって、清々しいほどはっきり信仰というものに対する考えを述べるギブ神父がかっこいいなあと思う。ヒロインのツキシロはヒロインとしての魅力は今のところ強くはない感じですが、純粋培養で成長を見守りたくなる初心なところがあるなと思います。
読みながら全然考えていなかったので、混ざりものという存在でツキシロを認識していんですが、あっそういうことか! となったときの気持ちよさが楽しかった。曖昧な言い方になるのはネタバレ避けです。
しかし読んでて楽しかったな。続きも読もう。
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セレブ専門の結婚相談所で働く優也は、実はゲイで超オクテな童貞。ある日、スタッフとして働くお見合いパーティで、超男前社長・鷲宮寛貴の担当をすることになるが、生真面目でウブな態度に興味を持った鷲宮から「俺の運命の相手はお前だ」と甘く口説かれて、流されるまま一夜を共にしてしまう! 彼に遊ばれただけと感じながらも惹かれる気持ちを隠して、鷲宮の“運命の相手”探しに奔走する優也。けれど、鷲宮の父が突然、お見合い相手の女性を選んできて…!?(裏表紙より)
受け側がゲイなのかーと思いながら読みました。基本的に攻めの方がリードすることが多いので……。こちらも攻め側がリードしてましたが、とすると攻めはバイだったのか……と下世話なことを考える。
面白い職業と強引系攻め、というテーマで人に選んでもらったのですが、このお話は結婚相談所とセレブ。富裕層というステータスはBLには必須なのかなあ? と何作か読んで思う。大きな度量で受け入れることが必要なのかもしれません。しかし東京タワーでいたしちゃっているのは笑ってしまった。
主人公の優也の視点での三人称で、読みやすくもありました。この主人公が乙女のようでかわいい……。理想のデートを思い描いていたり、運命の赤い糸の話をしたりと、ピュアでかわいいなあと思いました。

「わたしの名前はルカルタ・ラカルタ。迎えが来るまで暇つぶしさせてくれ」
転校生は…異星人!? 地球調査団として日本に派遣された女団長ルカルタは、留学生のフリをして高校へ潜入。「キミは俺が必ず守る」と一方的に愛を捧げる部下のノモロをひきつれ、初めての学校生活を満喫&大暴走!
しかしそこに忍び寄る黒い影…地球の未来はどうなるのか!? 破天荒な宇宙人が巻き起こす地球救出ハイテンション・コメディ登場★(裏表紙より)
SFで青春もの。楽しかった! ルカルタの感動がかわいくて、楽しそうで、読んでいて楽しい気持ちにもなったけれど、幸せな気持ちにもなった!
ルカルタの視点でずっと描かれ続けているわけだけれど、これが普通の高校生である中村や竹内や愛尾から見れば、それまでつながっていなかった人間たちがつながることになった、とっても爽やかな青春小説なわけで。そういうところを想像すると、思わず転がってしまう。
SFと青春、本当にいいなあ。すごく楽しかった。
あとすごく好みだったところはあとがきで、神尾さんが言っていた、食べ物に感動しているか、というところ。すごくいいなと思う。

サクラバカズキは忙しい。
ドナドナになったり、暴走族になったり、
白い魔物(あいふぉん)に翻弄されたり……
それでも嵐が来ようが、風が吹こうが、
やっぱり毎日、書店に行き、毎日必ず、本を読む。
読書魔サクラバの好評ウェブ連載単行本化!(カバー折り返しより)
この辺りになると、私もウェブ連載に追い付いていて、いくつか読んだ記憶のある文章がある。これだけ本の話ができるのは幸せだよなあと、今日はとても羨望の思いで読み進めていた。
巻末の『トワイライト』についてちょこっと語ってある対談がすごく好きだなと思う。読書日記にある本はほとんど読んだことがないので、知っている本が出てくると、すごく特別なことのような気がする。

「偽善はやめだ。君を……私だけのものにするよ」両親を失い、愛する兄と二人で暮らしていくお金を稼ぐため、自分の美貌を最大限に生かし、援助交際をする決心をした爽二。オヤジどものいやらしい視線に晒されながら街角に立っていると、目の前に驚くほど美形の男が現れる。「この人になら抱かれてもいい」と思った爽二は、衝動的に声をかけてしまうのだが…その男が、爽二の通う超名門高校の若き教頭・花房だとわかって…!?
体から始まる———シンデレラ・ラブロマンス♥(裏表紙より)
『ロマンティックな恋愛契約』との関連作だそうです。これは、ツンな高校生と、大人な教頭のお話。主人公の、兄への執着がこわいよー。最初はそんな風にちょっと病んでる風だったのが、兄の方に決着がつくと、ちょっと落ち着き始めたのでほっとする。しかし初っぱな「あなたになら抱かれてもいい!」と言い放つのは色んな意味で怖いです。
この学園は同性愛者ばっかりなのか!? と冷静に考えるとかなり面白いツッコミどころがありつつも、これがつまりBLファンタジーなんだろうなあと思う。

決まっていた婚約を反故にされ、急遽カストラバ王国へ嫁ぐことが決まったブラーナ帝国の第六皇女アンナマリア。結婚相手の若き王フェランは、即位のときに異母兄を処刑した冷酷な人物だといわれていた。常に命を狙われ、輿入れしたその日も刺客を自ら手にかけたフェランが恐ろしくて、初夜の床で思わず夫を拒んでしまうアンナマリア。結ばれないまま、国王夫妻として過ごす二人だったが!?(裏表紙より)
嫁恋シリーズ六冊目。前作「緑の森〜」のエリスセレナの姉姫アンナマリアの物語。妹へのコンプレックスよいです。セレナは吹っ切って行動を起こせる子でしたが、アンナは思い悩んで口に出せないタイプで、いろいろじりじりしました。相変わらず陰謀が前面に押し出されていて、それほど糖度は高くありませんでしたが、安心して読めるのはすごいなあと思う。
アンナが声を上げるところは、アンナらしさが失われていなくてとてもかっこよかった。
ところで、このシリーズで悲恋ものをちょっと読んでみたいな、と思ったりしました。最終的にみんな幸せにくっついてしまうので……。



