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混ざりものの月―スカーレット・クロス (角川ビーンズ文庫)
「信仰の敵、生命の略奪者よ。神の御名において《聖なる下僕》となることを誓うか?」瀕死の状態で倒れていた、吸血鬼との《混ざりもの》の少女ツキシロ。不良神父ギブは彼女を助けるかわりに、強引に自分の下僕とする契約を結ぶ。主従生活を始める二人だが、意地悪なギブにツキシロはふりまわされっぱなし。さらに、彼女を襲う謎の吸血鬼の影が——!? 闇と宿命のヴァンパイア・エロティカ!! 〈第1回ビーンズ小説賞優秀賞受賞作〉(裏表紙より)

面白かった! 少女小説というより、ちょっと少年向けライトノベルのにおいがする印象でした。
宗教とヴァンパイアものですが、神様に対する考え方がすっきりきっぱりしているところがあって、清々しいほどはっきり信仰というものに対する考えを述べるギブ神父がかっこいいなあと思う。ヒロインのツキシロはヒロインとしての魅力は今のところ強くはない感じですが、純粋培養で成長を見守りたくなる初心なところがあるなと思います。
読みながら全然考えていなかったので、混ざりものという存在でツキシロを認識していんですが、あっそういうことか! となったときの気持ちよさが楽しかった。曖昧な言い方になるのはネタバレ避けです。
しかし読んでて楽しかったな。続きも読もう。
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