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そして花嫁は恋を知る―白銀の都へ旅立つ姫 (コバルト文庫)
かつて栄華を極めたブラーナ帝国は、いまや攻め滅ぼされる危機に直面していた。世継ぎの皇女アグライアは、援軍を頼むために北のフレンドル公国へ赴く。現在の最高権力者、前大公の嫡男ユーリは、ある条件つきで了承した。その条件とは、彼とアグライアが結婚すること——。ユーリの狙いはブラーナ帝国の併合か? 危ぶむアグライアに、彼はこう告げた。この婚約はいずれ解消する、と……。(カバー折り返しより)

あとがきに前作から五百年後とあるように、五百年後のブラーナ帝国皇女アグライアが主人公。前作から時を経て、衰退する一方で発展した国も。前作のエイレーネとグラケィアの行動がちょっとだけ語られるというのは嬉しかった。
陰謀具合と恋愛成分がいい感じだなあと二巻を読んで思った。今回は前作よりもうちょっと恋愛が大きいかも。これラストが好きだー! こういう終わり方がとても好き。ちょっと物寂しいというか切ない感じなのに希望があって幸福な終わり方。冷静そうに見えるユーリが意外に直情型でにやにやしました。あなた、その告白はもうちょっとなんかこう!(じたばた) ロマンチックじゃないけど、でもとてもロマンチックでした。きゅんとした。
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