読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
もと女子高生。異世界で“女神”になると心決めたはずが——神力をもって復活し、大好きな暴君・胡汀との再会を果たした知夏。一方、都では悪鬼や疫神がはびこり、荒廃が進む。そんななか、護剣士『緋剣』の一人、伊織の救出に向かうことに。だが、知夏達の前に『緋剣』の朝火が立ちはだかる。引き裂かれる絆、そして、敵対する帝・司義が仕掛けた恐るべき罠が!?「私は定めじゃなくて自分の意思で選ぶ!」激動の第9弾!!(裏表紙より)
朝火合流。そして伊織と再会……? な第9巻。ラストに向けて進行が遅くなったので、すごくじりじりするんですが、いいシーンが多いなあ。悲しいところもたくさんあるけど……。
しかしこの巻のイラストの知夏はめちゃくちゃ綺麗だな! みんなが「いつくし女神」とひれ伏すのがよくわかる。
咲耶の憎しみがなんだかすごく悲しく感じられて、彼女が知夏をあざ笑う度に自分を傷つけてるなって思う。まれびとで女神でってだけで知夏が優遇されてきたところってたくさんあって、それは主人公補正っていうけど、必死に生きている世界では実際にそういう人に会うと「どうして、なんで」って思うよな……と自分の胸も痛かった。
それぞれの最後の選択が迫っているなあとひしひし感じる巻だった。
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