読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
天使の血をひく人々の国、テールダンジュ。ここでは、愛の営みは神への捧げ物である。少女フェードルは“クシエルの矢”と呼ばれる印をもって生まれ、それゆえに数奇な運命をたどる。謎めいた貴族デローネイに引きとられ、陰謀渦巻く貴族社会で暗躍するためにあらゆる知識と技術を授けられたのだ……一国の存亡を賭けた裏切りと忠誠が交錯する中、しなやかに生きぬく主人公を描くローカス賞受賞の華麗な歴史絵巻、開幕!(裏表紙より)
交わることが神の捧げ物とされるテールダンジュ。春を売る神娼の娘として生まれながらも、瞳に赤い血のような染みを持って生まれたフェードルは忌み子だった。しかしそれは「アングィセット」と呼ばれる特殊体質を示すものであり、それを知った謎の貴族デローネイに引き取られ、彼の諜報員として仕込まれることになる。
諜報と陰謀とエロスと。たくましくしなやかなヒロインであるフェードルが、少しずつその才能を見せ始めるところがどきどきするなあ。一人称なので淡々と話が進むんですが、彼女がとんでもなく激する瞬間とかあるんだろうか。
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