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雲の王 (集英社文庫)
気象台に勤務する美晴は、息子の楓大と二人暮し。ある日、自分たちが天気を「よむ」能力を持つ一族の末裔であることを知る。美晴にも天気を予知する不思議な能力が出現し、特別研究チームへの参加を任命される。それは、代々“空の一族”が担ってきた「外番」の仕事をすることを意味していた。「外番」とは、そして一族の「役割」とは一体何なのか? かつてない気象エンタメ小説、ここに開幕!(裏表紙より)

とあるプロジェクトに参加させられることになり、自分が、天気を見る・感じることができる能力者であることを知った美晴。導かれるように一族の人々と出会い、不思議な出来事や気象に遭遇する。
もっとがっつりファンタジーかと思っていたんですが、かなり現実寄りだった。もうちょっと不思議な力をばりばり使ってもらってもよかったのよ。膨らませたら上下巻の分厚い作品になってたんだろうなあという設定の散りばめられ具合だったので、もうちょっとしっかり読んでみたかったです。
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Author:月子
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