読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
架橋技師(ポンティフェックス)——〈歌〉で彼方と此方を繋ぐ者——は、いくさの最前線に立ち、自軍を敵地に誘導する橋を架ける。伝説の六色技師だった師に憧れ、人々を幸せにするため架橋技師になったフレイ。だが戦場で「白い悪魔」と罵られ、架橋の技は不幸をも招くという現実に打ちのめされる。心の整理もつかないままに相棒のアリューシャ、守護騎士レオと次なる戦地に赴くが……。
第5回C★NOVELS大賞受賞作(裏表紙より)
橋が持つ役割が詰まっているファンタジー。ここから物語が始まるという感じの顔見せやプロローグ的な一冊でした。
あわいのもの、とか、別の世界のもの、を呼び寄せるのが架橋技師という設定がすごくロマンで! フレイやエーレンフリート、アウグストやドレーゼも、考えの違う者同士を繋ぐ橋がかかってるよなあとか、本当にとことん「橋」が鍵になっている。
フレイとレオの関係がなんだかすごくいい。お互いに無理をしていない感じで、相棒なんだけれど負い目がないというか。信頼しきっているので敵に囚われていても安心感があってなんだか嬉しかったです。
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