読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
19世紀末、ロンドン。殺人床屋に関する有名な都市伝説を記事にすることになったセシル。取材を続けるうち、床屋は実在するのではという疑惑を抱いて…!? また、アッシュフォード家に一大イベントが訪れた。皇太子妃のアレクサンドラからお茶会に招かれたのだ! あたたかい人柄と、絶世の美貌に恵まれた皇太子妃。だが、彼女の結婚生活は決して幸せではないことを知ってしまったセシルは……。(裏表紙より)
シリーズ3巻目。男装して新聞社の見習い記者をやっているセシルと、婚約者であるにもかかわらず素性を伏せている相棒の挿絵画家ジュリアン。この巻でやっとセシルにジュリアンへの特別な気持ちがはっきり自覚させられたかな? という感じです。
登場人物は皇太子妃アレクサンドラ。事件はスウィーニー・トッド、プリンセス・アリス号の事件、風俗としては降霊会。やっぱり組み立て方が上手くて謎解きも事件も面白いんだよなあ! ただ今回はだいぶ悲しい事件になってしまったけれど……。
身分の高い人の道ならぬ恋って悲劇にしか繋がらないものなんだろうか、なんてことを思う。まあ結果的に不貞を働いて、それを政治的な問題も関わるからと相手に隠して丸く収めようというのは、相手がよほどできた人間じゃないと幸せにはなれないか……。
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