読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
創造主=時無しの人形師に最も愛された最高傑作、人形の女王・セレネ。心を持っているのに体を動かせず、喋ることもできないように作られたセレネは、長い長い時間、真っ暗な霊廟の中で迎えが来るのを待っていた。そこに現れたのは、墓荒らしを追ってきた人形師のアーセル。セレネが魂持ちだと見抜いて攻防に連れ帰ったアーセルの手により、止まったままのセレネの「人生」は動き始めて——? 人形師と人形の禁断の恋、そして魔抱石の秘密……人形と人間の壮麗なるラブストーリー、感動の終幕!(裏表紙より)
レプリカ・ガーデンシリーズの三巻目で最終巻。一巻で登場した人形師アーセルと、人形の女王セレネの物語。人形というものは、とても純粋なものなのだなあと思ったりする。愛がちょっと重いところもあるけれど、まっすぐに誰かを強く思ってくれる存在なのかもしれない。
というのは、セレネが本当にいいこ! だからです。絶世の美少女で私は女王だと思っているのに、誰かを思いやってその相手を認めて、言葉をかけてやれる。女王だと思っているけれどちょっと考え方のずれているところがかわいい。カリンとの掛け合いがいいなーと思いました。カリンもいいこだ。
バラッドのキャラクターがずっこけるぐらいに本気なのかちょっと間が抜けているのか分からないところが、可愛くて好きです。開き直りバラッドよかった。
最終巻ということでキャラクター勢揃いで、イファとフォルトナートが出てきたのも嬉しかったなあ! 仲良さそうで何より……っていうかフォルトナートは二人きりになるとイファになんて囁いているんですかそこんところ詳しくお願いします(真顔)
クリステルとヴィリも一緒にいるみたいだし、どんどん世界が広がっていくんだろうなあという予感が嬉しかった最終巻でした。
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