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スカーレット・ウィザード〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)
ジャスミンの出産を控えて
ケリーが総帥代理の任についたとたん
無人車は暴走し強化硝子が落下し
重役たちの露骨な抱込み工作が
はじまった
でもね、こんなのは余興にすぎない
あの気障で自信過剰ではた迷惑な
銀髪のあいつが現れたのだから
私は瞬時にリミッターを解除した
ダイアナ・イレヴンス——発進!(裏表紙より)

ラー一族との接触、出産、拉致拷問と本が後半になるにつれ、ものすごい話になってきましたが、ケリーが心配すぎる。ケリーにもまだまだ秘密があるようだ。
ジャスミンのアップリケ付きドレスに噴いた。似合わない……!
短編「十一番目のダイアナ」にはすごくしんみりしてしまった。人間ではないけれど人間に近しい何かは、常に自分であることを問い続けているようで、愛おしく感じられる。人間が誰しも当然と受け入れていることを、ずっと考えているという感じがして。
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