読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
三カ月限定「テオドール・ダナー」シティ出張店は奇妙な店だ。すべての客に「食事したこと及び住所を公にしない」という誓約書を求め、提出しないと予約は取り消され入店を拒否されてしまう。
しかも、連邦主席直属の特殊部隊の手によって産みたて卵が他惑星から運びこまれ、人類の秘宝と呼ばれる名画『暁の天使』がエレメンタル近代美術館から極秘に運びこまれる。
このあり得ないレストランに、ルウは会話が破滅的な料理長テオの通訳兼支援としてほぼ常駐し、リィとシェラは週末に駆けつけて助手をこなしている。しかしおかしな店にふさわしく(?)、厄介な客と面倒な事件が次々と…。(裏表紙より)
6巻「テオの秘密のレストラン」の続き。
先見の明を持つ亡き妻アンナの手引きで、本店舗のレストランが改装作業中に、知人のオープン前のホテルで腕を振るうことになった料理の神様テオドール・ダナー。天才的な腕前が大物を引き寄せる。人だけでなく文化遺産までも……という黒天使のチート全開の巻です。電話一本で何でもできる人脈すごすぎる。
料理に関する感想と「暁の天使」への動揺が大袈裟で楽しい。いや決して大袈裟ではないんですけれども、結局黙らざるをえないのが、みんな懲りないなあと面白くて。
そして最後の最後でやっぱり出ました怪獣夫婦。でもなんか夫婦側の話を読んだような気がするな……と思ったら『女王と海賊の披露宴』の話だったか。読み返したくなっちゃった。
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