読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ゼロレクイエムにより守られたかつてのエリア11、現在の超合集国。旅を続けるC.C.は残った力でルルーシュの復活を行うが、不十分な力のために戻ってきたのは幼児退行した空っぽの彼だった。その頃世界人道機関の名誉顧問となったナナリーたち一行は訪れていたジルクスタン王国にて襲撃を受け、敗北を喫したスザクとともに囚われの身となってしまう。
おかえりルルーシュ、な劇場版にして最後のお話、でいいのかな。
個人的な見どころは、ルルーシュをぼっこぼこにするスザクに、いままでの強行的なやり方と人を信じ切ることができず多くを傷つけたルルーシュが誠意を見せたこと、彼の強引なやり方を許せないでいながらその功績を認める人々が手を貸してくれたこと。そして兄と妹がそれぞれ兄妹離れをすることに、永遠の孤独を旅するC.C.がようやく一人ではなくなったこと。
すごくすごくハッピーエンドというか、アニメシリーズの悲劇は悲劇として素晴らしく心を震えさせられたけれども、ずっと見ていた彼ら彼女たちの幸せを心のどこかで願っていた視聴者の願いを叶えるための話でした!
いやあスザクがルルーシュをぼこぼこにするところ笑った笑った。スザクはそうする権利があるよねえ。多分みんなも絶対「スザクに会ったんならぼこぼこにされたに違いない」って思ってたと思う笑
立派になったナナリーがルルーシュの手をとって、今度は兄を守ろうとするのも、ルルーシュがそれを自分の道を歩いていけるようになったと感じて、今度は自分の道を選ぶところもすごくよかった。そしてここで「魔女」だのなんだのと言われていたC.C.と一緒に行くというところ、息切れのかっこよさとのギャップが最高でした。泣いた。不老不死の人間がやっと道連れを得られる展開、めっちゃすき。好きすぎてうわーんってなった。
最後の服装にはいかにも「悪魔か神か」みたいで笑っちゃったんですが、個人的にはめちゃくちゃ好きな劇場版でした。
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