読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
教師を目指す大学生ソラ。一流商社で働く帰国子女ミレ。夢を追うために働くフリーターのレイカ。年齢も肩書きも住むところも異なる三人が出会ったのは鎌倉の洋館で、アニメ「おジャ魔女どれみ」のファンである共通点があった。意気投合した三人は連絡先を交換し、聖地巡礼と称してアニメゆかりの地を巡るようになるが、三人はそれぞれに壁にぶつかっている最中でもあった。
幼少期に見ていた、そしていまも大好きな作品が「大人」になっても私たちを救う。
そうした「物語の力」を描いた作品で、ああすごく愛おしいなと思いました。これは多分、作り手たちが夢見る世界の出来事だ。
「おジャ魔女どれみ」が好き。けれど普通の大学生、社会人、フリーター。大いに悩み、現実にぶつかり、夢を叶えたいけれどどうにもできずもがく。みんな身に覚えがあるし、いまもどこかでこんな人たちがいるんだと思う。けれど一人で悩むしかなかったことも「好き」の気持ちで繋がった仲間が助けてくれる。すごく奇跡的で、すごくリアル。同好の士がいることで救われること、いっぱいある。
素敵な作品でした。時を経て、当時のスタッフさんたちがまだ作品を作ってくれて、本当に嬉しい。ありがとうございました!
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