読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
小さい頃に聖女候補だったオルレアン伯爵家の貧乏令嬢セレナ。幸い(?)にも聖女に選ばれることなく、慎ましく生きてきたが、いよいよ資産が尽き……たところに舞い込んできたのが第三王子ソル・トロワ・クラヴェル殿下との婚約話。
お金のための政略結婚による婚約者とはいえ、美しい顔立ちと優しい性格を持つソルに対する親愛の感情を持ち、仲良くやっていたはずのセレナだったが――
「……今、なんとおっしゃいました?」
「だから、『ざまぁ』してほしいんだ」
「ソル殿下。『ざまぁ』してほしいだけでは、よく意味が分かりません!」
婚約破棄をしたいがために変なことを言い出した王子様だけど、それには深いわけがあるようで――?(裏表紙より)
王子様が「ざまあ」してほしいと言ってくるんですけど!? という掴みから始まる聖女もの。
なんですが……作中で「ざまあ」が何を意味しているのか説明してくれないので、何故「ざまあ」してもらうことが婚約破棄することにつながるのかわからないまま、聖女関連の話になるという……。写真が存在したり、目立たないようにといいながら超絶目立つ行動をしていたり、どう捉えればいいのか迷いながら読んでしまいました。
セレナが、何を考えているのかわからなさすぎてどうしたらいいのか……。ここまで理解しにくい主人公は初めてかもしれない。何も考えていない、でいいのかな。
続きがあるようですが、何を考えているかわからない人などちゃんと全部説明してもらえるのか気になります。
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