関西のローカル番組「ちちんぷいぷい」で紹介されていたのと、元々重松清が好きだったので手に取ってみた。最初から泣けるフラグがびんびんでどうしようかと。
何を最後に残せるのかと考える。何もないと思う。いつか大人になって何かないのかと私も探すんだろうか。
そんな日々は、いつか終わる。僕はそれを知っている。だが、いつか終わってしまうんだと知らないからこそ、いまがいとおしくなるんだということも、おとなになればわかる。
下巻は涙腺結界なので人前で読まないように。
星はいつでも輝いているって、よくある台詞なのに染みた。ありがとうがこんなに穏やかに響くのかと思った。文字なのに、優しい声が聞こえた気がした。
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