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時は12世紀後半。血に飢え、野心に満ちた十字軍は聖地をめぐる侵略をくりかえしていた。そんな野蛮なキリスト教世界に背を向け、英雄サラディン幕下のイスラム軍に加わったヨーロッパ人がいた。その名はヴァレリー。天才的な軍略で、彼はイスラム文明の危機を救えるのか? 第1回ジャンプ小説・NF大賞に入選し、大好評を博した傑作歴史ファンタジーシリーズが大幅改稿でついに文庫化。(裏表紙より)
ジャンプノベルを大幅改稿したものらしい。登場人物も増えているようだ。キャラクターの特徴などはライトノベルだが、文庫化したこれを読む限り、結構深い歴史ファンタジー。
ヴァレリーがすんなり受け入れられたのは、これがイスラム社会の懐の深さを見せていると思うのだが、もう少し悶着があっても面白かったかも(読むのは辛いんだが)。
まだ第1巻ということで、登場人物の謎が開かされていない。シャラザードが何者なのか、ヴァレリーが見る姉と彼の出自、確かリチャード獅子心王の妹か何かがまた出て来たように思うので、まだまだ盛り上がる。
ヴァレリーはへたれでマゾで好きなんだが、エルシードがもうちょいデレが欲しいかなとか。シャラザードとルイセはかなり好き。女性らしさを失わない強い人ってすごい格好いい。
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