読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
緊急事態宣言が発せられた日から感じたことを77人の筆者に綴ってもらった日記集。
医者、教師、販売員、漫画家、小説家、旅行会社社員、主婦。それはもう、日本を構成する様々な職業の人(だがそれも一部)が、コロナによって変わった世界、それでも変わらなう仕事と、抑えきれない怒りと悲しみ、苛立ち、希望や、ささやかな喜びといったものを綴っています。
感じること、見えるもの、立つ場所が違うからこそそれぞれ違っていて、とても面白く、本自体も分厚いし、込められている感情の厚みに、手がずしっと重くなりました。政府や官僚に怒っている人が多く目についたのは、多分私がずっとあのときのことについて苛立ったままモヤモヤし続けているせいなんだろうな……。
リアルの声を集めたと感じた良い本だと思いました。こうして残されたことに意味があると信じたい。
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